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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年11月12日(土)

「膀胱尿管逆流症」のお子さん。


「日々の心いろいろ」より(ナデシコ)

先日、3歳の男の子のお母さんから喜びの報告がありました。

この子は生後2ヶ月から尿路感染で何度も高熱を出し入退院を繰り返してました。

検査で「膀胱尿管逆流症」との診断で抗生剤を1年半も飲み続けてました。お母さんが薬が嫌でドクターに頼み込んで1年半で済みましたが…薬漬けですね。

1年後の11月(先日)の検査で悪化や不変なら手術という事で、この1年間週3回は鍼に通って下さってます。

当初は逆流より低気圧が近づくと常に風邪を引いて、とにかく咳と痰が酷く眠れない程でした。朝咳が出たら、自分から鍼に行くと靴をはいて準備(笑)。

冷静沈着なお兄ちゃんとは反対に、自由奔放。超元気で人懐っこく院内の人気者です。

治療は、かざすだけの古代鍼で腎と肝の調整をしていきました。

検査は尿管にカテーテルをいれて造影するので前回大人8人が押さえつけて大泣き状態だったようです。

検査の前日はお母さんもかなり緊張されてましたが、「大丈夫ですよ。この子を信じてあげて」とお伝えしました。

当日、全く泣かず堂々(笑)と検査を受け、結果も逆流もなくクリアし、先生達が驚いてたようで、嬉しくて泣きましたとお母さんから報告がありました。(下記写真)

風邪を引いても鍼を信じて薬を使わなかったお母さんに心から感謝します。

本当に良かったです。鍼の凄さをこうして患者さんから教えて頂いてます。


1年前の造影検査は膀胱からの逆流がハッキリと。


今月の検査結果クリアしました。

2016年11月9日(水)

WFASの特別セッションを聞いて。


「日々の心いろいろ」より(サボテン)

先日の世界鍼灸学会(WFAS )で「世界で活躍する日本鍼灸」をテーマに特別セッションがありました。

中でもインパクトが大きかったのが、中米のニカラグア共和国でご活躍されてる八巻晴夫先生でした。

先生は東洋医学に魅せられ退職し、代田文彦氏に師事され鍼灸の道に進まれました。

個人開業を考えてる時、ニカラグアでの鍼灸師募集の新聞記事を目にし、先生35歳の時に奥様と2人の幼子とともに1987年渡米されたそうです。それも語学全く出来ないまま、ボランティアとして。

当初は「東洋の魔術師」と揶揄されたようですが、次々と患者が殺到。対応出来なくなり、同年東洋医学講座を開講しニカラグア人鍼灸師(70人)による鍼灸クリニック(10箇所以上)を設立されました。

そして8年後には厚生大臣からニカラグアに東洋医学が正式な医療として認められました。

その間、鍼灸師も医者と同レベルの実力が必要と感じ、政府公認、中米初の五年生東洋医学大学を2004年に開学されます。

年間44回、6年間連続して先生の業績がテレビ放映され、今や国民の鍼灸治療は100万人を突破し、国民医療として認められるまでに。

また国の支援が中々届かない約六千人の視覚障害者の方の為に、指圧講座や来年は視覚障害者教育学部を設置されます。

この実績に眼から鱗でした。どれ程の御苦労があったか想像すら出来ませんが、

人々の役に立つ。この一貫した精神と情熱が一言一言から滲み出ていました。

実はこの先生の事は某新聞で拝見した事もあり、また、私は通信教育部卒ですが、同じ大学出身という事で、本当に誇らしくお聞きしました。

まだまだこれからという気持ちで一杯になり感謝致します。

いつか必ずニカラグアの先生の大学を見学に行きたいと決意しました。

2016年11月7日(月)

世界鍼灸学会連合会学術大会WFASに参加して。


ポカポカの秋晴れ。


上野の美術館素敵でした。

この土日は、お休みを頂いて筑波大学で開催された「世界鍼灸学会連合会学術大会 WFAS 」に参加しました。

ここでは、師匠の藤本蓮風先生が「打鍼の世界」と題して刺さない鍼の実技披露をされました。

会場から被験者を募り、腰痛のブラジル人の方に数秒治療をすると、少し軽くなりましたと速攻。次の日にはすっかり楽になったらしく先生の元に報告に来られたようです。

鍼の凄さは当然として、いつもと全く変わらない先生のオーラ(笑)と、態度、冗談に会場は先生に魅せられ、立ち見の満席会場が一体になってました。

この日は兄橋本浩一の「『時病論』の気象医学的評価とその特徴」という難しいタイトル且つ英語でパネルでの発表がありました。
この英語合ってるの?と聞くと合ってるよ~と自慢気でした(笑)。

次の日は北辰会副代表の藤本新風先生の「日本伝統鍼灸の継承と発展」と題しての講演と実演でした。始めに北辰会アピールのビデオを30分流して始まりました。

この大ホールでの1時間は、北辰会が世界へ飛翔できる実力と、その実力を持って新しく大きな風が北辰会にも吹いたセッションに感じました。北辰会メンバーの2人の女性通訳は最高でした!

終わってからは上野の国立西洋美術館を横目に見ながら(笑)、東京都立美術館へ行きゴッホとゴーキャンを見て帰りました。

それにしても、筑波駅前の海鮮料理、品川の東京地ビールと燻製ナッツ、豆パンは忘れられない味でした。大充実の2日間に感謝します。

ありがとうございました。皆さん本当にお疲れ様でした。


皆さん熱心です。


久々のツーショット。

2016年11月4日(金)

子どもは大人よりずっとデリケート。


バラも散ってきたらお水に浮かべてみて…美しいです。


秋の実りの色…素敵ですね。

幼稚園児達がひとり居るとその場の気は爆発します。本当に子供って計り知れ無いエネルギーがありますね。

そんな中、「うちの子は食欲不振だし風邪ばっかり引くし弱いんです…」と心配そうなお母さん。

確かに胃腸のツボはあまり丈夫とはいえません。古代鍼を使って身体の調整をしていきました。

10診目にツボもかなり整って来ましたね。とお母さんにお伝えすると、「でもこの子弱いから…」と。

「お母さんが弱い弱いって暗示にかけちゃダメですよ~この子元気ですよ。」と伝えると、お母さんがハッと(笑)され、その言葉刺さりましたと。

その日からびっくりする程パクパク食べてるようです。

お母さんの心配な心と発言。子どもはチャンと受け止めます。子どもは本当に過敏です。

子どもの爆発的な生命力を信じて、逞しい子どもに益々育て上げてくださいね。

2016年11月2日(水)

第7回東洋医学mini講座を終えて。


西宮北口の西北の空。


空はキャンパスですね~自由。

吉田綾乃先生のスタッフブログ(こちらをクリック)の追加記載したいと思います。

3人の先生方本当にお疲れ様でした!今回は、初参加が半分以上、ご夫婦での参加も多く男性陣も熱心に耳を傾けて下さり本当に嬉しかったです。

伸浩先生は初回にも関わらず冗談も交えながら分かりやすく気象について話してました。

さすが内経気象学の大家、兄橋本浩一氏の息子だけあります。前日には高熱を出したようで、それなりに緊張していたんだと思いますが、終わってからはバクバク(笑)食べてましたので良かったです。

吉田先生は、自らメインの部分を望んで発表されました。ブログにもありましたが何よりご自身が一番勉強になったのではと思います。

吉田先生の偉いところは原稿があったとしても(その原稿も当日ギリまで私の訂正入ってるんですが。。。)自分の言葉で話されるところです。自分のものにしようとするその心意気はいつも素晴らしいです。

平野先生は、今回特に滑舌よく頭の回転よく(笑)しっかり話してましたね!

彼女はやはり、体調によってかなり七変化しますので、自分の体調管理が大事です。健気に一生懸命な先生ですので無理なくね。

という事で、7回目も皆さん大変喜んで下さり大成功でした!もう7回になると声掛けせずも受付に申込用紙を置いておくだけで、人数は集まる様になりました。

続けることの大切さを感じています。これからも、東洋医学の面白さを皆さんと共有していきたいです。

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