患者さんの寒熱の判断…時に紛らわしいです。
3歳のお子さん。顔面蒼白で、舌も淡紫色、唇も白く、手足も冷えてる…となると冷えかなと思いますが、
この子は体の深い所に熱が篭っています。疳の虫がキツ過ぎる場合によく見られます。汗も出ません。
鍼をしたら、顔や唇に赤みがさし、大人しくなります。
邪熱が冷め、気の巡りが良くなるのでしょう。
古代鍼の清熱効果、てきめんです。
ツツジが彼方此方に
街が明るくなります
往診先で、蜂に刺された患者さん。痛いっと言う間に、みるみる示指が赤く腫れ上がりました。
すぐ噛み口に、糸灸を。数壮で、「痛みとれた…」と驚きの声。。。お灸(ヨモギ)には解毒作用もあります。
その後、熱を持った刺された指の井穴から刺絡(少し出血させる方法)して、すっかり完治。
私も以前、ムカデに大腿部を噛まれ、象の足の様に腫れ上がりましたが、やはり、お灸で治しました。
昔ながらの、モグサや熊の胆等は、山間部地域にお住まいの方は、常備しておくと便利ですね。
いつも素敵なお花に感謝。
患者さんが鍼を受けながら、硬いベットの上でスヤスヤと眠られます。
ほっかほかの真綿に包まれた赤ちゃんのよう…。年齢関係無く可愛い。
一回の鍼で眠れる人、十回の鍼で眠れる人、いつも眠れない人、人により様々ですが、
6年間鍼をしてやっと、眠れた方の寝息が…聞こえてきました。
人は孤独に健気に生きてると、思わせてくれるこの寝顔…好きですね。
患者さんのお庭…素敵。
先月の朝入った、助けてのSOSメール。。数年前に来院された患者さんからでした。
昨年から調子が悪いと感じながら無理を続けていると、
手の震え、呼吸困難、不眠、恐怖感と不安感に気が狂いそうとの事…よくある症状です。
酷いパニック障害ですが、大丈夫です。
初回の治療後、「あれ?私、普通に喋ってる…」と自分自身に驚かれ、
約1ヶ月で、みるみるうちに笑顔になられました。
身体から心へ…鍼は単なる癒しを超えてます。
ハナミズキ
花言葉は穏やかな心
笑うつもりでないのに笑ってしまう、叩くつもりでないのに叩いてしまう、動かすつもりでないのに動いてしまう…
こんな病があります。何人か来られてます。自分の意思とは裏腹にそうなってしまう。陽過多の病です。
来院された難病患者さん。何処へ行っても原因もよく分からず…諦めにも近いため息ですが、諦めてないから来られたのです。
ならば、根性据えて治すしか無いのです。
私は治す気があります。貴方もそう決めて取り組んで下さい。とお伝えしました。
人間の治癒力は人智を超えて、すごい…信じるべきです。