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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年12月8日(火)

鍼灸師の貴方へ

「日々の心いろいろ」より(ナンキンハゼ)

先日、まだまだ伸びしろ大の鍼灸師さんから質問を受けました。内容はともかくとして、

本当に鍼を心底信じれたら効果は半端なく出ます。

どうしたら信じられるかは、本物に触れるしか無いです。定期的にでもとにかく、見て見て見まくって(笑)、自分が受けて体感する事だと思います。

それは、こじ開けてでもすべき事だと感じます。自分の為に患者さんの為に。

行って、見て、受ければ、鍼だけでない沢山の事を必ず貴方なら感じれます。

触発を受けて、小さな自分の殻を破る…この繰り返しの中で、自分の中から求める気持ちが湧いてきます。そして根性が出てきます。

私も師匠の下に、何があっても一番優先して駆けつけ勉強してきました。

だから今の私があります。今の私は、鍼は本当に凄いという実感です。

まだまだ治せない患者さんはいますし、これは死ぬまで続くと思いますが、

鍼にはまだまだ無限の可能性がある事を師匠から教えて頂いてます。それに、師匠はありがたいんです。

先生、先生と呼ばれる小さい自分を謙虚にさせて下さる存在ですから。

どうか、人生かけて、一流の鍼灸師さんになって下さい。祈ってます。

2015年12月7日(月)

北辰会スタンダードコース


「日々の心いろいろ」より(ダイモンジソウ)

昨日は今年最後の北辰会の勉強会でした。

内容はひとつの症例を用いて、そのカルテから、問診の取り方、体表観察の意義、それらを踏まえての弁証論治方の学習でした。

全て北辰会が力を入れている所を徹底解説して下さいました。

足立先生、山本先生、新風先生の呼吸のあったお講義。綿密な準備と講義への心意気のお陰でしょう。受講者のお顔が充実感で光って見えました。若いパワーは本当に素晴らしい。

北辰会の勉強会はここ最近特に充実度が半端ないです。いつも、この講義聞けなかった人可哀想と(笑)思ってしまいます。個人的見解ですが。

日々勉強です。それが患者さんに対する報恩です。

繰り返し繰り返し勉強して、訓練する事の大切さを改めて感じました。

根気が要りますが、東洋医学は知る程に楽しい世界です。これからも皆で切磋琢磨をしていきます。

2015年12月5日(土)

バランスをとる能力。

東洋医学では天人合一思想といって、人は自然の運行と関係が深く切り離せないものと考えます。

自然や宇宙とともに変化するのが本来のリズムです。

自然も宇宙も全て、時々刻々とバランスをとりながら運行しているんですね。なんか健気。

そのような考えを持って人の身体を診ます。人体を丸ごと捉えます。それも心神共に。難しいですが興味は尽きません。

さて、このバランスをとる…偏らないというのは本当に難しい事です。患者さんの身体、患者さんとの距離、交わす言葉…全てにおいてバランスが問われます。

バランスが絶妙にとれた時の鍼の効果の出方は驚く程です。

宇宙のリズムに合ってるというのかな。

でも、バランスは崩れるものです。崩れる程またバランスをとろうとするものです。

きっと宇宙に存在するもの全てに、バランス能力が備わってるからでしょう。宇宙自体がバランスだからかな。

宇宙には不思議がいっぱい。愉しい世界です。

2015年12月2日(水)

心のままをそのまま感じる。


お花が枯れそうな時、お水に浮かべてあげれば美しいですよ。

今日、ある患者さんが、「先生、何ですかこれ…身体の底からエネルギーが漲ってきました。今も湧いてきてます。。」と言われました。

これが鍼の力です。

患者さんのお身体を見れば、どこまで深く心が傷ついてるとか、少しずつですが分かるようになってきました。

その内容は聞かなくても、その患者さんの心のままを、私の心がそのまま感じて、ただ側にいれば、後は鍼が力を発揮してくれます。

鍼は、患者さんにとっても私にとっても余りにも強力な味方です。心底愛すべき鍼です。

どんな病も心と切り離しては考えられません。心が傷ついて無ければ、寝たり休めば直ぐに治ります。

心が傷ついているから病が深くなっていくのです。自分でも気づかない魂(深層)まで傷ついていれば、お医者さんでは訳のわからない病に発展していきます。

鍼はそんな方々を救う力があります。

鍼の本当の力を発揮できるのも、出来ないのも、全ては鍼を持つ人によると感じています。

勉強して勉強して、同時に心を磨いていく事しかありません。

2015年12月1日(火)

「美味しいっ」の感情こそ大事。


「日々の心いろいろ」より(パキスタスルテア)

医食同源と言いますが、毎日の食事は医療と同格扱いな程大切です。

ここ鍼灸院でも食事の養生は話題に上りますが、基本的に食事は「美味しいっ」という感情こそ大事だと思っています。

でも、何を持って美味しいって思うのかはもっと大事です。ある程度、体のバランスが整っている人は、自分にとって必要なものを自然にとられます。動物的です。

バランスが崩れてる人は、自分の体質に輪をかけて悪くする様なしつこい物ばかりを好まれます。湿熱体質の人が洋食やケーキを好む様なものです。

難病といわれる病に罹る人は、長年、緊張に緊張を重ね続けてる人に多く見られますが、
食事も何十年もマクドナルド、カップラーメン、コンビニの唐揚げ…でした。。。という方は少なくありません。

難病の方が久々に、先日其れ等を食べたそうで、美味しくなかった。。と言われてました。。良かった。。

因みに私も食べる事が大好きですが、田舎の山奥で育った母の影響を強く受けており、

先日も豊岡で頂いた、大根の葉っぱでふりかけを作り、ムカゴご飯を炊き、スタッフ手作りのお味噌で大根のお味噌汁を作り、患者さんが釣ったお魚を焼いて頂きました。全て頂き物(笑)。超安上がり。

こんな素朴な昔ながらの食事程美味しいものはありません。

こういう田舎ご飯を「美味しいっ」と言える事は健康の第一歩だと思いますね。

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