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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2013年5月21日(火)

62.バラ香る季節


(緑のボタンアイのある)  マダム・ハーディー


ベンジャミン・ブリテン

今年も、ご近所の素敵なご夫婦のバラ園に朝早くからお邪魔させて頂きました。

沢山のバラに囲まれた広いお庭に白いガーデンテーブルで頂く紅茶…海外にいるようです。

毎年、最高に贅沢なひと時を過ごさせて頂いてます。今年もバラは満開で高貴な香りでいっぱいでした。香りお届けできないのが残念です。いい香りは気を巡らせますので心身ともにスッキリします。日本のバラより、フランスやイギリス等の海外のバラは格別いい香りがするのです。バラの名前も沢山教えて頂きました。

これ程のバラを毎年見事に咲かせるのは大変な事でしょう。愛情を持って様々な工夫や時間を費やさなければなりません。ご夫婦共、まだ若くバリバリ働きながらですから感心してしまいます。

ご夫婦とも何年も鍼灸治療にも通って下さり、疲れたら直ぐ飛んできて下さいます。

自然に触れ、身体を整えながら、社会に貢献する毎日、最高の充実の人生ではないでしょうか。

しばらく素敵なバラの写真と共にアップさせて頂きます。お楽しみ下さい。

2013年5月19日(日)

61.感謝できる生命


セーヌ川とオルセー美術館


ヴェルサイユ宮殿

先日、患者さんに感謝ですよ。と言うと、「先生は悩みが無そうだから…」と言われました。
確かに、性格上あまり悩まない方かもしれませんが。。悩みがあるから感謝できない、悩みが無いから感謝できる。そうでしょうか?

何をベースに考えるかによって、起こる出来事に対する受け止め方は変わるのかも知れません。

こんな言葉があります。「良からんは不思議、悪からんは一定と思え」と。良い事があるのは不思議で稀な事、悪い事が有るのは当たり前と思って生きていきなさいと。どちらかというと私はこの言葉通りに生きてる気がします。だから少しでもいい事があると、嬉しくなりますし、ありがとって思えます。
悪い事や思い通りにならない事は当たり前なんだと思えば執着しなくてすみます。難しいですか?

色々な事がありましたが、母が癌に侵されたことは大きかったです。癌は待ってくれませんでした。しかし、癌に侵されても、癌に負けなかった母の死に様を見て、死に際に臨んでも、感動を与えてくれた母には言葉がありません。

全ての事は、自分の人生にとって必要で、通過しなければならない道。究極、母は私のために癌で亡くなってくれたのだと思えた瞬間がありました。この時、感謝の気持ちが心の底から湧いてきたのです。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、日々実感している事です。ですから、今、私は鍼が持てるのでしょう。

ともかくも、感謝できる生命には、綺麗な鏡の様に、ありのままが映し出されるように感じます。

これからも、良い事も悪い事も、そのまま素直に見つめていきたいです。

2013年5月17日(金)

60.筍美味しい…けど


ライン川古城巡り


ローレライ

今年はタケノコの姿を見ないので、すっかりその存在を忘れてました。聞くところによれば、今年は気候のせいか、筍が中々採れず高値のようです。

そんな忘れられていた筍を先日、沢山頂きました。それも穫れたてです。とれたては、香ばしくて歯応えもよく味も食感も最高です。

嬉しくて、早速、米ぬかで湯がいて、筍ご飯、筍とワカメの酢の物、筍と厚揚げの煮物、筍のお吸物を作りました。調子にのってタケノコ三昧してしまいました。

師匠からも以前から筍は精が強いからあまり食べ過ぎるなよと…。

次の日の朝、案の定、鏡を見ると、両方の頬っぺたが真っ赤っかに。ブツブツだらけ。そして、顔だけで無く手の甲や腕も痒くて大変でした。

痒みの有るところは、東洋医学では上部にあたります。
筍はグングン上へ伸びていきますので、食べ過ぎると上に気が昇ります。

その上、春の物はアクが強いものが多く要注意です。痒さがしつこくなります。アクは苦味成分らしく微毒です。食べ過ぎてはいけないから毒が有るのでは。。

筍には決して罪は無いのですが…痒いです。中道乱れました。何でもほどほどが優しいという事ですね。

2013年5月15日(水)

59.声の出ない患者さん


ドイツ お城前の池にて


お行儀いいね

先日、一緒に旅行に行った友人を含め、同日に声が全く出ない人が三人来院されました。その他、風邪で喉が痛い、咳が止まらないという患者さん続出です。

皆さん、GWの疲れや過食、日頃のストレスが溜まっているところ、朝晩とお昼の気温変化が10℃以上ある日が多く風邪が入って発症するという感じです。

喉には様々な経絡が走ってますが、咽喉から気管、肺に至る間は陽気が強い部分ですので、熱化しやすいのです。

野菜不足、油物や甘い物の摂取過剰のところ、運動不足でストレスを溜めれば当然、陽気の強い所に熱がこもります。

ところで、この声の出ない三人の方の治療ですが…。
声が出ないという事では同じ症状ですが、治療方法は皆さん違いました。鍼を刺すところ、鍼を置く時間もバラバラです。

申脈30分と百会5分の人、肺兪25分の人、天枢25分の人というようにそれぞれのお身体を見て治療しました。各人かなり効果があったらしく喜んで頂けました。

東洋医学は、この様に、同じ症状でも配穴が違ったり(同病異治)、反対に違う症状でも配穴が同じ(異病同治)という事は当然あります。ほぼ全員でしょう。

何故なら、ひとりひとり生体が違うからです。年齢、環境、性格、食事等々違うのですから、バランスの乱れ方も人それぞれです。

自分のバランスの乱れに早く気付いて放置しない事大事ですね。

2013年5月13日(月)

58.風格の国 パリ


エッフェル塔


べルサイユ宮殿 鏡の間

最後に真っ赤なベルギー新幹線「タリス」に乗ってフランスは巴里へ。

パリは、道行く人、年齢関係なく、皆さん本当にオシャレでした。建築物もドイツやベルギーとは違って堂々とした貫録を感じました。

その上、フランス人の方々も感じがとてもよく、優しいので尚のこと男女共にとても素敵です。

パリでは犬の糞、必ず踏むから気をつけてと言われましたが、糞は何処にも無くて。。。今年1月にフランスに行かれた方も怒られてましたが。何か条例でもできたのでしょうか?とにかくラッキーでした。

フランスの象徴、エッフェル塔、ベルサイユ宮殿行ってきました。ベルサイユ宮殿の広さと華麗さ…豪華絢爛とは正にこの事でしょう。お部屋ごとに色々感じました。

そして念願だったオルセー美術館へ。モネ、ゴッホ、マネ、セザンヌ、ゴーキャン等、有名な絵画の数々にワクワク。本物は迫力があって本当に素晴らしかったです。モナ・リザのあるルーブル美術館は時間が無くて行けませんでしたが、外観からその広さは驚愕するほどでした。ベルサイユ宮殿より広いのですから。。。

夜はシャンゼリゼ通りを歩いて、凱旋門まで行きました。何処を見てもオシャレでハイセンスのパリ。こんな華麗な街の裏側には、きっと正反対の世界があるのでしょうね。思いを馳せます。

帰りはシャールドゴール空港から上海経由であっという間に関空に着きました。行きは上海で6時間のトランジット待ちを入れて計20時間かかりましたのでかなり辛かったですが。。。次回はビジネスクラスかな。左足浮腫んでブーツが入らなかったので…。

ヨーロッパから沢山の元気を頂き、帰国後の仕事は心身共に軽く、楽楽です。このヨーロッパ効果ホント凄いです。全ての方に感謝致します。


シャンゼリゼ通り 中央に凱旋門


新幹線タリス

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