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2018年09月26日(水)

3、「放射線治療後の体調不良」 [ミニ症例]

75歳男性。昨年末に前立腺ガンと診断され手術。今年の7月〜8月迄の2ヶ月間、毎日、通院にて放射線治療に通う。

放射線治療が終わった9月初め風邪を引き、食欲が無くなり、痰の絡んだ咳が止まらなくなる。発熱無し、夜は咳で全く眠れず、夜中トイレに10回以上いく。身体が異常にしんどいのに昼寝も出来ない状態。医者から抗生物質を処方されるも、全く効果なく、奥様から電話を受け往診に伺う。

少し問診と体表観察すると、上背部の特に右風門から心兪にかけてひどい虚。腰部から臀部の冷え。ただ足の肝経と腎経のツボをチェックすると、意外にも虚していないのに驚く。

身柱にお灸を7壮すえてから、天枢に、2番短鍼で20分置鍼。

鍼の後、咳が止まり、夜中10回のおトイレが5回になり食欲出てくる。数回出勤も出来るようになる。


夢の中 鍼する私が ハッキリと
一年振りに 電話あり by 実千代


2018年09月12日(水)

2.「疲労感」 [ミニ症例]


40代女性。10年前からストレス過多。その後、台風が発生すると頭が上げられず数日寝たきりになる。更に人間関係のトラブルから、体が動かず涙ばかり出るようになり約2年間休職する。職場復帰したものの、自宅に帰るとぐったりして何も出来ない状態で来院。
その他、ふらつき、むくみ、寝付きが悪く、暑い時も無汗。頻尿、夜間尿。月経前は眠れない。

体表観察情報から、下半身の弱りと、心下部の停滞から、上下の気血の巡りが悪いための疲労感と考え、右「申脈穴」に置鍼。
鍼後、疲労感が増して心下部が詰まってきたものの、下痢をして後スッキリする。ふらつきと過剰な食欲も無くなり2診目の治療(申脈)以降、身体が軽くなる。その後、三陰交、後渓、神門の何れかの穴を使用。
現在14診目で、先日の大型台風時も動ける様になり、背中に汗もかける様になる。心下部の痞えが取れる事によって全身の気血が巡り出し、浮腫み等が徐々に改善。

「気が付けば 大型台風何のその
貴女の顔は大晴天」by 実千代

2018年09月07日(金)

1、「逆子」 [ミニ症例]


30代前半、妊娠33週目。逆子体操、自宅灸(三陰交、至陰)を1週間続けるも戻らず来院。下肢のむくみ、冷えが随伴症状。妊娠前から夜間尿、冬以外寝汗が酷く、起立時に度々フラつく。
産休に入ってからスマホ時間増、運動無し、髪のパサつきが目立つ。

下半身が冷えて停滞し、背部の実の左右差が顕著。
背部の左右を整え、下半身が温まる様に鍼を施す。足の冷えが強かったため、「申脈」左側に短鍼2番を一本。

一回の施術で背中の左右差が整い、足がポカポカになる。申脈には、太陽膀胱経と少陽胆経が関わっている為有効と考える。
計3回「申脈」、4診目に「神門」に鍼を施し、逆子は無事定位置になった。合わせて寝付きが良くなり背中が軽くなったと自覚。

「諦めた 逆子に 最後に託す 鍼治療」by 実千代

2018年09月01日(土)

溺れそうな程の薬の量。。。

画像(180x135)・拡大画像(640x480)

最近空を見上げる事が多くなりました。変化変化の連続。



今日も患者さんのお薬手帳を拝見して、思わず「ん⁇」です。大量かつ、長期間にわたる投薬に本当に疑問を感じます。

16年前まで、2週間しか薬は出せませんでした。それが今は、原則無制限になりました。何という事でしょうか。。。

抗生物質も3日だったのに1ヶ月も出してる医者があります。

日本は薬という薬が氾濫しています。国民皆保険制度がそうさせてるのですが、根底には商業主義があるのでしょう。

本当に患者さんの事を真剣に考えたら闇雲に薬は出せないはずです。様子を見ながら慎重に使って欲しいです。因みに私の知り合いのお医者さんは、薬を少なく出す医者を信用せよと言われてます。

本来、生き物の体の中には自然治癒力が備わってます。それも驚く程の力です。その治癒力の邪魔にならない程度に薬を用いなくちゃ。

欧米では、薬を一時的に中止して、腎臓機能を回復させるという試みで、多くの患者さんを救っている病院がありました。

また、西洋医でも「それはストレスです」とよく言われるようになり、精神から体に不調が出る場合がかなり多いです。だからこそ、思い切って生活習慣を見直す事こそ重要です。

先日、秋田犬が人気過多で触られ過ぎの為、体調不良、攻撃的になってるので自粛して下さいと言われてました。

動物でもストレス過多は健康を損ない本来の可愛さやその犬らしさから離れていってしまいます。

本当の健康とは何かという事をもう一度一人一人が考えていく時ではないでしょうか。