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実千代鍼灸院TOP > 東洋医学のマメ知識 5. 自分の身体は自分で守ろう

東洋医学のマメ知識 5. 自分の身体は自分で守ろう

東洋医学のまめ知識

5. 自分の身体は自分で守ろう

ここまで、東洋医学の考え方の一部を紹介しました。東洋医学の道理、考え方を知れば知るほど、きっと感動して頂ける事を確信します。ここでは病気にならないためのアドバイスを3点に絞ってご紹介します。

1. 教養ある食生活

1. 教養ある食生活

デパ地下美食品にご用心

デパ地下美食品にご用心

日本は贅沢だなと感じるひとつが、デパートの地下に陳列されているお惣菜の数々を見た時です。お金を少し出せば、食べたいものがどんどん口に入ってしまいます。また、ストレスがかかると、過食になったりします。これは、精神、身体の緊張などのストレスにより胃に熱がこもるからなのです。だから、甘いものを摂取して、その緊張を緩めようとするのです。とりわけチョコレートには緊張を緩める効果が高いようです。


しかし、食べ過ぎると、東洋医学で一番重要視されている脾胃を傷つけることになります。過食も然りです。
また、お惣菜のてんぷら、フライなどはとりわけ油が酸化してよくありません。そのうえ腐りにくいように味はどうしても塩分が多くなっています。

 

2 腹6分から8分に

2 腹6分から8分に

現代は、食べ過ぎのうえ、運動不足、ストレス過多が当たり前のようになっていますが、病気の原因はこんな身近なところにあるのです。 成長期の青年、肉体労働のひとは、少々過食になっても、エネルギーを消費しますが、運動不足の人や、頭を良く使う人、パソコンばかりの仕事の人などは、腹6分から8分をお勧めします。空腹くらいのほうが頭は冴えてきます。過食はイライラを増長させる原因となります。「医は食にあり」とは本当に重要な言葉なのです。

3 健康食=ま・ご・わ・や・さ・し・い

3 健康食=ま・ご・わ・や・さ・し・い

では、どのようなものが身体に優しいのでしょう。やはり、基本は、ま(豆類)、ご(ごま)、わ(海藻類)、や(野菜)、さ(魚)、し(きのこ類)、い(いも類)です。
現在は油もの、肉食、甘いもの、またはうどんやパスタなどの炭水化物などに、かなり傾いているようです。もともと農耕民族で腸が長く出来ている日本人にとってこれらは大きな負担になり、大腸がんなどの原因になりやすいです。

4 よく咀嚼して

4 よく咀嚼して

ほとんどの食品が柔らかいものになり、それに慣れてしまった現代。咀嚼の機会も減り、意識をかなりしないと、数回で口の中には何も無くなっているのでは? よく噛むことがいかに大切か忘れないで下さい。

ア、噛む事により唾液が出て、様々な不純物を分解し消化、解毒をしてくれる。イ、噛むことで胃袋に負担をかけず、栄養が取り込み易くなり便通もよくなる。ウ、満腹度が速くなり、過食を防げる。

  • ア、噛む事により唾液が出て、様々な不純物を分解し消化、解毒をしてくれる。
  • イ、噛むことで胃袋に負担をかけず、栄養が取り込み易くなり便通もよくなる。
  • ウ、満腹度が速くなり、過食を防げる。

特に最近、玄米食を常食されている人が増えてきましたが、玄米食は1口につき、100回とは言いませんが、最低50回は咀嚼してください。消化不良の原因になります。また、玄米は栄養価が高いですので、おかずは菜食で少なめにしないと、栄養過多になってしまいます。

5 旬のものと地域性

5 旬のものと地域性

今は季節の野菜やくだものが一年中売られ、季節感が感じにくくなっていますが、基本的には、旬のものを食し、自分が住んでいるその土地で採取されたものが一番適した食材といえます。なぜなら、様々な気候条件に適しているからこそ、その土地で成長し収穫できるからです。長い間住むとそこに人間も順応してくるからです。

 

例えば、沖縄では他地域では見られないような、多種類のくだものが収穫されます。それは、暑い沖縄の人たちの身体の熱をさまし、バランスをとるために そのようになっているのです。
日本とアメリカを比べても、大きさでは負けますが、野菜の数は圧倒的に日本の方が種類はおおいのです。これは、日本人の方が、野菜を多く取る必要があると言う事を示唆していると思います。これが自然の法則なのです。

6 今の自分の体質に合わせて

6 今の自分の体質に合わせて

テレビで、「OOに効果があるOO」となると次の日には完売するほど、その影響力の大きさに驚きます。参考程度はいいのですが、全員に本当に適しているのでしょうか?すぐ忘れてまた違う食材に飛びつく人は、むしろいいのかもしれません。1つのものを過剰にとり過ぎる事は、バランスを崩す原因にもなります。先ほども述べてきましたように、例えば、アトピーや蓄膿症など熱疾患の人が辛いもの、油ものなどを多く摂取すると必ず悪化します。反対に、寒証の人が身体を冷やす生ものや果物を多くとると、ますます身体が冷え、病気があれば悪化させます。普段から満遍なく様々な食材をとることが必要ですが、重病になって自分の自然治癒力が働かなくなった人は、敏感に反応しますので、食事の内容には注意が必要です。

今まで述べてきた6項目を実践してこそ、教養ある食生活といえますし、健康で長生きするために大いなる役割を果たすことは間違いありません。

2. 適度な運動とウォーキング効果

2. 適度な運動とウォーキング効果

全く運動していない人より、何かしら運動をしている人の方が身体にいいことは周知のとおりですが、お勧めの運動は歩くことです。 呼吸の穏やかさと精神状態が比例するように、呼吸が整うような運動が健康にとって大切です。 ウォーキング効果は次の通りです。

◆呼吸を穏やかに整えることが出来る。◆ゆったりした歩行により、全身の力(緊張)が緩み、 特に上に上がっている気を下に引き下げることができる。◆外の空気を吸うことにより、気分転換になる。◆空から天の気、地から地の気というエネルギーをもらえる。

 

  • ◆呼吸を穏やかに整えることが出来る。
  • ◆ゆったりした歩行により、全身の力(緊張)が緩み、特に上に上がっている気を下に引き下げることができる。
  • ◆外の空気を吸うことにより、気分転換になる。
  • ◆空から天の気、地から地の気というエネルギーをもらえる。

朝40分、夕方40分、何も持たないでゆっくり歩くのが最適です。運動している人の気のめぐりはとても良いですので、鍼の効果も抜群ですし、年期の浅い疾患なら、歩くことで改善できることも充分期待できます。

3. 七情の安定

3. 七情の安定

前述しました様に、七情の過不足がひどいと、臓腑にまで影響を与えてしまいます。
七情と病気の有無は切っても切れない関係なのです。その中でも、脾胃(胃の気)をいかに守るのか、これが健康の絶対条件になっていきます。
嫌なことがあると、何日も引きずってしまう人、実際大きな問題を常に抱えている人は、いくら健康食をとっていたとしても身体の中心である脾胃を傷つけてしまいます。それでは、疾病にかかる率はかなり高くなってしまいます。
子供のように、笑っていたと思ったら、泣いて、泣いてると思ったら笑って、というように心がコロコロ動く柔軟さ(わがままとは違います)、何歳になっても挑戦しようとする若々しい精神こそ、健康を保つ上で欠かせないものです。
とはいっても、それが出来たら問題ないのよ・・・という方。

今まで東洋医学のマメ知識で述べてきましたように、人間の自然治癒力は実は限界がないのです。限界を感じ、限界を作るのは人間自身です。バランスが崩れれば、バランスを整えるために、細胞達が必死になって働いてくれます。全てのものは、元々、円満(欠けるところが無い)ですし、崩れれば円満になろうなろうとするのです。それが、自然の法則、宇宙の法則です。そして、自分の力でもバランスがとれない時、その自然治癒力を助け、引き出しくれるのが、まさにこの鍼灸治療なのです。
心身共に健康であれば、自分で希望を作り出すこともできます。

しかし、病気になったから自分の生き方がおかしかった、自然の法則に反していたと言えるのでしょうか?私は、断じて言えないと考えます。 全ての事から意味を見出し、全ての事を肯定していく事こそが、自然の法則なのだと確信します。病気の人も苦しんでいる人の心を分かり、救っていく大きな使命があると感じます。
皆さんの健康のために、幸福のために、これからも東洋医学の素晴らしさをお伝えしていきます。

   

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  • 1. はじめに・病気の原因って何?
  • 2. 気血って何?
  • 3. 自分の身体を知る事
  • 4. 重要な東洋医学用語まめ知識
  • 5. 自分の身体は自分で守ろう

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