先日も少し触れましたが、北辰会方式の鍼術のひとつに打鍼術というのが有ります。
打鍼をするには腹診が重要です。腹診はお腹を触って何処に気血のアンバランスがあるかを診ることです。
打鍼術も様々な方法がありますが、腹部の邪(緊張)を探り、その緊張が沈んでいたら浮かせて全身に気を巡らせます。
この基本的な、邪を浮かせて散らしていく方法…邪の範囲が広かったり深かったりする場合打鍼がとっても有効です。
最近、先日購入した真黒(まぐろ)の槌を使ってバンバン治療しています。基本的に打鍼は、繊細な人や子供、正気の弱りのある人に主に用いる方法ですが。
患者さんも鍼を使わない治療に興味津々。そして、有難い事に患者さんが打鍼の反応を様々に語って下さいます。
ギックリ腰の人は、痛みが半分以下になりました等々即効性と共に、
お腹に毛布を掛けられてる感じになって、その温かさが足まで来て、マラソンを終えた後の様になりましたとか、
お腹がトクントクンしたと思ったら全身に広がってきてポカポカになりましたとか、
さっきまであった突っ張りが消えて足先まで温まってきましたとか、鍼以上に各ツボの反応が整ったりします。
皆さん一同に不思議~(笑)と打鍼の効果を実感されてます。
相性ピッタリの槌、真黒との出会いに感謝します。