「日々の心いろいろ」より(キビヒトリシズカ)
ある患者さんの体表観察をしながら、ある部分(ツボ)を触診させて頂いた時、
「先生ー痛い ‼︎ 」と絶叫されました。私は指でそのツボをスーッと撫でただけです。
患者さんはかなり神経過敏で、細くて短い鍼すら刺せない状態でしたので、刺さない鍼を使用しましたが。。。
何か大きなストレスを感じてる事があるんですか?と問うと、特には…何時も忙しいので。との事。
では何か抑え込んでいるものがあるのでは?と問うと、それは…有るかも…と言われました。
勿論それ以上は聞きませんでしたが、単に仕事が忙しいだけではこの様なツボの反応は出ません。体表観察は嘘をつきません。
精神的に深い所で「とぐろを巻いている何か」がこの様な形で体表に現れる事があります。
病気治しと言っても、その事を患者さんが意識する事が先ず大切です。治らないからです。意識するだけでも変わります。
心の深い部分(魂)と、体の調子の悪さも大きくリンクしているという事を知って欲しいです。
鍼を重ねながら、その何かを少しづつ溶かしていく事です。必ず心身ともに解決します。
それが東洋医学の優れたところですから。