「日々の心いろいろ」より
ここ数日、膀胱炎の患者さんが続いています。それも、酷い排尿痛を伴って、尿量はチョロチョロ(笑)。酷い人は血尿になってました。
今、テレビでも流行ってる漢方薬「ボーコレン」を皆さん服用されてます。この名前サイコーですね。
これは漢方薬で言うと、「五淋散(ごりんさん)」です。こっちよりボーコレンの方が覚えやすいね。
色んな生薬が入ってますが、総じて、膀胱炎等の炎症を取り除いて、オシッコを通じさせるものですので、上記の患者さんにはいいと思います。が、
酷いとボーコレンでは効果が無いらしく、ここは鍼の出番です。
この様な方々のバックには、腰痛があったり冷えがあったり等、腎の蔵の弱りが必ず有ります。そして、多忙やストレス等で熱を身体に溜め込んでおられます。
腎の蔵は膀胱の腑と裏表の関係で、互いの強力関係が密接ですので、腎の蔵が弱ると膀胱に反応が出やすくなります。
鍼でも、膀胱の熱をとって、陰分を増す治療をします。ボーコレンと一緒ですが、効果は勝ちです(笑)。炎症が治まってきたら腎の蔵をしっかり立て直します。
こんな時は、油物や甘いもの、お酒は控えてしっかり睡眠をとって下さいね。