最近連続して「氷食症」の患者さんが来院されます。中学生から大人の方まで様々です。
無性に氷を食べたくなるらしく…噛むの?と聞くと、皆、ガリガリ噛んでるようです。
患者さんの傾向をみれば、ストレス過多の人や、貧血傾向の人に多いです。(患者さんは夏より秋に多いです。でも、酷い人は一年中。)
その原因を東洋医学の「気」と「血」の陰陽関係から考えてみます。気は陽、血は陰です。
陰陽バランスを調えるのが、東洋医学です。
ストレス過多が続くと、気が勝ちますので、相対的に血が負けます。
気が勝ち続けていくと、血が不足してしまい気と血の陰陽バランスが乱れます。
血が不足すると、少しの事で敏感になったり、不眠や動悸なども起こってきます。
この氷食は、原因は不明の様ですが、氷を血と取り違えて食べてるのではと感じますし、
ガリガリ噛む事でストレスを発散させている様にも思います。
今日来られた氷食の患者さんは、診察中も氷食べたい…と。氷無くてゴメンね、と言いましたが、
治療が終わったら、あれ?氷食べたく無くなった(笑)と言われてました。
やはり、強烈なストレスから来る緊張が氷食の大元なんでしょう。