
こんにちは、小川環です。
今年も1年があっという間に過ぎ去り、年々加速しているのでは?
と思ってしまう年末です(笑)。
特に今年は、月曜の午後の診療を担当させて頂いたり、訪問鍼灸を始めさせて頂いたりと、新たな取り組みに挑戦した一年でした。
患者さんのお身体だけでなく、心とも向き合うこと。
そして、こちらの何気ない言葉や行動が持つ影響力について、改めて学ばせて頂いた一年でもあったと感じています。
東洋医学では、心と身体は切り離せないものと考えますが、今年はその意味をより深く実感することができました。まだまだ修行が足りませんが。
身体だけでなく、心の緊張がふっと緩むような関わりを大切にしていきたいと思います。
今年一年、ご縁をいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは、小川環です。
冷え込みが強くなり、冬らしい空気になってきました。
寒さは身にしみますが、そのおかげで干し柿もそろそろ食べ頃です。
干した直後は強い渋みがありますが、渋が抜ける頃合いは、動物の方が、察知能力が優れているようです。油断大敵です。
今年はネットをかけ忘れた隙に、カラスに一つ持っていかれました。
慌ててネットをかけた翌日、電線に並んだカラスたちが「上手い柿にありつけん」と言わんばかりに鳴いていて、思わず笑ってしまいました。
ごめんね、カラスさん(笑)。
一方で、今年は全国で熊の被害が相次ぎ、自然のバランスが大きく揺らいでいることを感じます。
様々な考え方があると思いますが、自然の恵みをいただきながら、同じ地球に生きるものとして、互いの距離感を大切にしながら共に暮らしていきたいですね。
今年の漢字「熊」が示すように、自然との向き合い方を改めて考える冬になりそうです。
こんにちは、小川環です。
朝晩の冷え込みが強り、冬なのに、雷を伴って夕立の様な雨が降ったりと、寒暖差が厳しいですね。
暦では「小雪(しょうせつ)」にあたり、「暖かい小春日和と厳しい寒さが入れ替わりに訪れる時期」とされています。
この時期は、寒暖差から体を守る為に、エネルギーを多く使うので、疲れやすくなりがちです。
体をいたわる生活を心がけましょう。
その為には…
睡眠をしっかりとる。
→ 理想は7時間。寝る前に足元を温めるとさらに体が休まりやすい。
体を冷やさない。
→その日の気温や天気に合わせて衣類の調節を。夏野菜やナマモノは控える。
バランスの良い食事を摂る。
→年末年始は外食や飲酒で胃腸に負担がかかりやすくなるので注意です。
私自身も先日、胃腸の調子を崩したときに、温かい食事や適切な食事量、無理のない生活リズムがどれだけ大切かを改めて実感しました。
寒暖差が大きいこの時期は、無理をせず、自分の体に合わせて生活習慣を整えて、お過ごしくださいね。
こんにちは、小川環です。
朝晩の冷え込みが強くなり、衣類や寝具の調整が難しい季節ですね。
暦では「霜降」。秋の終わりを迎え、冬に向けた養生が大切な時期です。
乾いた冷気は肺に負担をかけやすいので、体を潤して温める食材を摂り、睡眠をしっかりとりましょう。
ところで、先日、きれいな百合根を見かけたので、卵とじを作りました。
とろりとした百合根の出汁はまさに“潤う”一品。体も心もほっと温まります。
百合根と卵の組み合わせは、粘膜を守り胃腸に優しく、陰を補う働きがあります。
昔ながらの卵とじや茶碗蒸しなど、先人の知恵は本当に理にかなっていますね✨
百合根の効能です?
・補中益気:胃腸を整え、気を補う
・潤肺止咳:肺を潤し、咳を和らげる
・清心安神:ストレスをやわらげ、心を落ち着ける
百合根をはじめ、蓮根・白きくらげ・長いも・はちみつなどで、潤いと温かさを整える季節の養生を?
(参考文献/「東方養生新書」メディカルユーコン)
こんにちは、小川環です。
10月も半ばになろうというのに、日中はまだ暑いですね〜?来週は寒くなりそうですが。。。
そして先日、惜しまれつつも万博が閉幕しましたね。
実は開幕当初、それほど興味がなかったのですが、だんだん関心が高まり(笑)、実千代先生に連れて行っていただいたのをきっかけに、「また行きたい!」と思うようになりました。
先生、本当にありがとうございます?
不思議なもので、一度行くと「次は◯◯に行ってみたい」と、どんどん興味が広がり、気づけば通算5回、足を運んでいました?(実千代先生にはまだまだ及びませんが…笑)
その中で特に印象に残っているのが、
最後に入った「BLUE OCEAN DOME(ブルーオーシャンドーム)」です。
テーマは「海と話そう」。
海を中心に、環境問題についてさまざまな分野の方々が、今の地球と、近い未来の地球について、とても分かりやすく伝えてくれていました。
展示の中で特に心に残った言葉をいくつかご紹介します。
・今、日用品が深海10,000mにある時代ですって(写真一枚目)
・私たちは毎週、クレジットカード1枚分のプラスチックを食べています
・プラスチックが自然分解されるまでの時間は、およそ400年
・2050年の海では、魚よりプラスチック廃棄物の量が多くなるといわれています
海に漂うプラスチックごみの影響で傷つく海洋生物の映像を見て、「気をつけなきゃ」と思ってはいたものの、こうして数字で可視化されると衝撃でした。
展示の最後には、こんなメッセージがありました。
・プラスチックの使用を控える、または再利用する努力をする
・環境問題の大切さを、周りの人にも共有する
こうした小さな行動の積み重ねが、地球を守る力になるのだと感じました。
今回の万博を通して、改めて「自分の暮らしと地球はつながっている」ことを実感しました。
毎日のちょっとした選択、たとえばペットボトルを減らす、リサイクルを意識する等。
そのひとつひとつが、未来の海や地球の色を守ることにつながるのだと思います。
これからも、できることから少しずつ、地球にやさしい選択をしていきたいです?✨

深海10,000mにある日用品たち

この女性が立っている場所は、彼女が12年前に住んでいた島が、あった場所です。
今は僅か数㎝だけ岩肌が見えるだけで、他は水没してしまいました。
(写真はBLUE OCEAN DOMEの展示より)