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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2016年9月28日(水)

東洋医学で見る病の原因④

橋本伸浩です。いままでブログが旅行日記状態になりかけていたので今回から少し真面目に書いていこうと思います(笑)。

いままで東洋医学で見る病の原因part①~③までは、自然界の季節、気候の変化による発病因子について解説しましたが、それは人体外部からの影響によるものでした。
今回から人体自体に由来して、日常生活の不摂生や精神的要因が関与するものについて詳しく解説していきます。

人体自体に由来する病の原因は大きく3つに分けられます。

1つ目が七情内傷(しちじょうないしょう)と言い、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の7つの精神的因子のことで、喜・怒・悲・恐・驚など外界の刺激による情緒反応(感情の反応)と、憂・思という思維活動(考えること)を包括しています。七情は本来正常な精神活動ですが、ある程度を超えると「七情大過」となり、発病因子になってしまいます。中国の三大古典書のうちのひとつ「黄帝内経『素問・陰陽応象大論』」に七情大過を起こすと必然的に五臓を傷害すると説かれています。

2つ目が飲食内傷(いんしょくないしょう)と言い、飲食物は身体のエネルギーの原料ですが、飲食の不摂生の状態が続くとまず脾胃(胃や消化器系)が
損傷を受けて病が起こることを指しています。

3つ目が労逸(ろういつ)と言い、適度な肉体労働や運動は気や血の流れを助け筋骨を強健にし、外邪(気候による邪気のこと)の侵入を防御し、体質を強化する手段になります。
また適度な頭脳労働や節度のある性生活も健康の助けになりますが、過度の労働・頭の使いすぎ・性生活の不摂生などは、身体のエネルギーを損傷して発病因子となります。
また労働のあとに適度な休息を取って体力の回復を図ることが必要ですが、過度の安逸は病変を引き起こします。

このように西洋医学では最近になってようやくこの病気はストレスが原因です。と言われるようになりましたが、東洋医学では後代に何度か編集されてはいますが、約2000年前に
上記のことが書かれた黄帝内経『素問』・『霊枢』が存在していたということです。いかに昔の中国人が病になっている人をよく見ているのかが伺えます。

次回以降は先ず七情内傷についてそれぞれ身体にどのように影響があるかを詳しく解説したいと思います!(`・ω・)ノ~~.。・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★*

2016年9月23日(金)

姿勢

平野真奈です。

先日、ガッカリする事がありました…

鏡を見ると猫背でお尻が下がり、
下腹部が突き出ており、
まるで赤ちゃんのような姿勢でした(>人<;)
長年の運動不足がたたってます…

胃下垂もあり、食後のお腹の出方は妊娠何ヶ月⁈と突っ込まれるほど突き出ます(>人<;)

最近では、猫背の「スマホ姿勢」や、スマホ首など、電子機器の弊害も増えてきているそうです。
姿勢の悪さは、見た目が美しくないだけでなく、健康にも悪影響がたっぷりです!

私は立っている時、右半身に重心をかけることが多く、靴底の減り方をみても右足の外側が一番削れています。
東洋医学では、足の内側を巡っている経絡が脾経と肝経と腎経。外側を巡ってるのが胃経と胆経です。
便秘の上に過食が止まらない時は、上廉穴(胃経のツボで足の外側の脛にある)が突っ張りこってきます。たまにゴリゴリとほぐしたいぐらいに張ってきます。
外側に突っ張ることが多いので、靴も外側が削られているのだと思います。

姿勢も身体の調子を現すサインですね。
ついつい楽な姿勢がクセとなり当たり前になってますが、鍼灸治療で体を整えると姿勢もよくなり、さらに気血がよく巡り治癒力もアップすると思います^ ^
季節の変わり目で体調を崩しやすい今、鍼灸治療で身体を整え秋を満喫します!

2016年9月10日(土)

気逆咳

吉田綾乃です。

私の妹は、仕事の都合で韓国に移住しています。2日前に半年振りに帰国。帰るなり激しい咳の連発です。夜に身体を横にすると、咳が激しくなり、ここ2週間はこま切れ睡眠で、寝不足との事。

約2週間前に日本からの来客が重なり、商談の為に歩き回り、大汗をかいた後に過剰にクーラーのきいたカフェで、震えながら又商談。これを繰り返した結果、咳と発熱が始まったようです。

帰国中に何とかせねば!と私の鍼灸師の血が騒ぎました。

まず、背中の上部真ん中にある「大椎」というツボにお灸をし、その後、頭のてっぺんにある「百会」に鍼をしました。

すると咳がスーッと引いて、深い眠りに。鍼を抜いた事も気付かなかったほど、朝まで熟睡。

食べる事が大好きなぽっちゃり型の妹。 遠方からの来客となると余計に食事も美味しく豪華に。そして、厳しい商談。最近ダイエットしてスリムになった所に、急激に食事量が増え、脾胃に負担を掛けてしまった最中、過剰なクーラーの寒邪が首筋から襲ったと考えました。そして激しい咳、東洋医学で言う「気逆咳」の症状が表れたと考えました。

関西も漸く蒸し暑さから解放され、肌寒さと隣り合わせの季節がやって来ました。ほどよい食事量と首を冷やさないように注意して、最高の秋を楽しんで過ごして行きたいです。

2016年9月6日(火)

岡山日帰り旅行②by青春18切符

橋本伸浩です!
前回紹介した岡山旅行の続き行きます!

食後は倉敷美観地区を眺めながら大原美術館に向かいました。この大原美術館は1930年開館で西洋美術、近代美術を展示する私立美術館としては日本最初のものです。

モネやカミーユ・ピサロ、ルノワールなど印象派の作品もたくさんあり、個人的にとても見ごたえがありました!暑い時期は涼しい美術館で時間を過ごすのがオススメですね!

大原美術館を見学したあと、再び岡山駅に戻り、林原美術館と岡山県立美術館を見て回るアートな旅になりました(笑)。

林原美術館では国宝の太刀二振りを岡山県立美術館では特別展伊達政宗と仙台藩展をしていて※1ユネスコ記憶遺産に2013年に登録された慶長遣欧使節関係資料を展示されていました。とても歴史的価値があるものを沢山見ることができ満足しました(゜∀゜)

このあとは岡山ラーメンの人気店に行きたっぷり岡山を堪能して帰宅しました!
帰りは岡山発姫路行きの電車が非常に混んでいたので時間がかかるけれど空いている播州赤穂ルートで帰宅しました!岡山18時18分発→播州赤穂19時27分着→19時30分発姫路行きで姫路で新快速に乗り換える予定だったのですが、出発が8分ほど遅れたためそのまま乗っている電車が姫路駅で新快速野洲行きとなりました。

遅延や運転見合わせがが発生した際このように急に乗る電車が変わったりすることがあるのでアナウンスはしっかり聞いておきましょう!

結局姫路駅で乗り換えせずにそのまま三ノ宮まで直通でいけたので個人的にはよかったです(笑)。21時1分頃に三ノ宮到着し自宅には21時30分頃に到着しました!

合計で約12時間半の旅でした!交通費は青春18切符1日分と阪急代で2800円ほどでこれだけ楽しめたのでみなさまもぜひ一度青春18切符を使った日帰り旅行をオススメしたいと思います!

※1このユネスコ記憶遺産というのは古文書や書物などの歴史的記録物を保全して、研究者や一般人に広く公開することを目的といているもので、東洋医学の分野でも黄帝内経(中国伝統医学の根幹の書)や本草綱目(植物中心の薬物学の集大成)、東医宝鑑(ホ・ジュン著の朝鮮独自の医学書)などが登録されています。

大原美術館2階の眺め

岡山県立美術館♪

ねぎラーメン!濃い味好きなのでおいしい~♪

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