こんにちは、小川環です。
5月5日は「立夏」でしたね。暦の上では初夏ということで、爽やかな気候を期待したいところですが…
今週末はあいにくの雨模様。湿気も高くて、早くも梅雨の気配を感じます。
湿度が高いこの時期、私は体がむくみやすくなります。そこで、日々のお茶で“利尿作用”を意識してみることにしました。
よく知られているのは、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェイン入りの飲み物。利尿作用はあるものの、カフェインの摂りすぎは気になるところですよね。
そこで、今回はノンカフェインで利尿効果が期待できるお茶に注目してみました。
とうもろこし茶(特に「ひげ茶」)、ごぼう茶、小豆茶、黒豆茶、ルイボスティーなどが代表的です。
香りも楽しみながら、むくみ対策したいと思い、とうもろこし茶とごぼう茶を試してみました。
まずはとうもろこし茶。
とうもろこし特有の甘くて香ばしい香りが優しく広がり、リラックスできました。
スッキリと飲みやすく、心なしか体もスッキリし、利尿効果も感じられた気がします。
続いてごぼう茶。
こちらは独特の“土っぽさ”の香りが個人的には心地よく、香りに癒されました。
ただ、飲んだあと少し体に熱がこもるような感覚があって、毎日飲みたいとは感じませんでした。
それもそのハズです。
それぞれのお茶には利尿作用だけでなく、体質との相性や気候の影響があるからです。
とうもろこし(特にひげ茶)は、余分な水分を外に出してくれる利尿作用のほか、胃腸の調子を整え、消化不良や食欲不振にも効果が期待できます。
特に「食積痰湿」と言って、食べ・飲み過ぎによる消化不良により、痰や体に余分な水分が溜まりやすい方にはぴったりです。
一方のごぼう茶は、利尿作用に加え、体を温めたり、発汗を促したりといった働きがあります。
ごぼうは「苦味」と「辛味」が特徴の食材なので、体を温め、気を巡らせる力があるんですね。
そのため、体に熱がこもりやすい方や、のぼせやすい方、そして暑い時期にはちょっと合わないかもしれません。まさに、私がそうだったようです。
「良い」と聞いて取り入れてみても、自分の体質や季節に合わないと、逆効果になってしまうこともあります。改めて、自分の体とちゃんと向き合うことの大切さを実感しました。
これからも、「今の自分」が本当に必要としているものを感じながら、上手に取り入れていきたいなと思います。