平野真奈です。
先日アメリカの会社で従業員の手に
マイクロチップを埋め込んだとのニュースがありました。
手をかざすだけで、ドアを解錠したり、パソコンにログインしたり、社内の自動販売機でジュースを購入できるそうです。
そこまで利便性は必要なのか?
人体に異物を埋め込んで大丈夫なのか?
セキュリティーやプライバシーなど様々な問題が山積みです。
AI(人工知能)といえば、
車の自動走行や
世界最高峰のプロ棋士にAIが勝利したりとかなり身近な物になってきました。
まるでSF映画の世界が実現されるのか⁈
とワクワクする反面、
人間には理解できない独自の言語で機械が会話をし始め、プロジェクトが緊急停止されたそうです。
機械に人間が利用されていくのでは?と怖くなるニュースです。
今回のマイクロチップの埋め込みは、ちょうど、合谷(手の母指と示指の間にあるツボ)辺りでした。
東洋医学的に言えば、片方だけに異物を埋め込むのは体のバランスが崩れて、後々何かしら支障が出てくるかと思います。
鍼灸の診察では、検査器具など機械を使わず全て触れたり見たり五感を使って治療していきます。
便利さを求めた機械に、逆に人間がのみこまれては意味がないと思います。
機械が進化すればするほど、逆に人間らしさに気付き、五感を大切に本来人間の持って産まれた能力を活かせるよう、機械との共存世界になればと願います。
吉田綾乃です。
今回のミニ講座のテーマは、『東洋医学で暑い夏を乗り切ろう~!』でした。
先日、テレビでも千葉大学の漢方医の先生が下半身型冷え性は、夏バテしやすい状態です、とメカニズムを説明されていました。
下半身型冷え性とは、冷房で下半身は冷えているのに、上半身だけは体温が高く、ほてりが増す状態の事です。
それは、下半身の自律神経が過剰に反応し、下半身の血管が収縮し、血流が悪くなる為に起こる冷えです。
そうなると、下半身に行くはずの熱が上半身に溜まり上半身の体温は上がります。そして、上半身のほてりが増すという悪循環になっていきます。
東洋医学では、これを上熱下寒と言います。夏の暑邪を受け、よく現れる症状です。
下半身が冷えた状態で暑い外に出ると、上半身の熱が更に高まり、めまいの原因になったり、体の怠さが出てきたり、脱水症状を起こしやすくなります。夏バテ症状です。
最近は、知らず知らずに冷房で足が冷えて腰痛を起こされる患者さんが多いです。実は私自身も、朝起きた時の足の怠さがひどいです(^^;;
ジッと涼んでばかりではなく、空調の効いた広いショッピングセンターなどで、ゆったり歩いてみて下さい。上半身と下半身の気血が巡り、怠さや胃腸の不調も改善されます。
私自身も少しでも養生を気遣いながら、残りの夏を楽しく元気に過ごして参ります。(^o^)/
こんにちは。橋本伸浩です。
7月15日土曜日に実千代鍼灸院内で東洋医学ミニ講座を開催し、大勢の方に来て頂きありがとうございましたm(._.)m
私は今年の夏の気象と熱中症、正気と邪気について説明しました。
今回初めてミニ講座来られた方は、正気と邪気についてよく、分からなかったかもしれません(><)
簡単に言うと正気は生命力、邪気は病気の原因(暑さ寒さやストレス、ウイルスなど)で、正気が充実していれば、病気の原因があっても病気にならないという考え方が、東洋医学の考え方です。
今回のミニ講座は、全体を簡単にまとめると、身体の正気を充実させ、正気を上げるには脾の臓(胃腸、消化器系)を弱らせず、いかに強くするかについてを3人で説明しました。
平野先生は脾の説明を自虐ネタを混ぜながら、楽しく説明して、吉田先生は正気を失わず、充実させるための養生について具体的に説明し、私も普段気をつけて生活しているようで、まだまだ養生が足りないなと再確認できました!
数ヶ月に一回このミニ講座をテーマを変えてしているので、興味のあるかたは是非次回のミニ講座にご参加下さい!
ブログと関係ないですが、この間行った北海道の青い池 とっても綺麗でした!
平野真奈です。
毎日真夏日が続き、セミも全力で朝から泣き続けています。
梅雨明けはもう、間近!
先日、外から蚊取り線香の匂いがしてきて懐かし~い気持ちになりました。
昔、よくおばあちゃんが夏になると蚊取り線香を焚いてくれ、手持ち花火をしたのを思い出しました。
「におい」の記憶は、視覚的な記憶に比べて忘れにくく、本能的な行動や感情に直接作用するそうです。
嗅覚や味覚から、過去の記憶が呼び起こされることを「プルースト効果」といいます。
自分にとって心地よい香りを見付けておけば、緊張した時にリラックス出来ます。
暗記時に香りをとり入れると、プルースト効果で記憶力アップに繋がるのかな?と思ったり…^ ^
私は香りの物が大好きなので、いつかは「香道」を習いたいなと思っています。
「香道」とは、文字どおり香りを楽しむ芸道で、茶道や華道のように一定の作法のもとに香木を焚き、香りを鑑賞するものです。
香りを当てるゲーム「組香」で嗅覚を鍛えてみたいのです。
東洋医学の診察の中で体臭はもちろん、分泌物の匂いなど大事な診察の1つです。
施術者の嗅覚も敏感であれば、患者さんの状態をより知ることができます。
手の感覚や嗅覚など五感を敏感にし、施術者が常に健康であると患者さんの変化に気付くことができます。
セミの生命力に負けぬよう、暑い夏を乗り越えましょう。
吉田綾乃です。
今週日曜日、北辰会定例会スタンダードコースに参加しました。毎回、勉強会で得るものは大きいです。
今回は押手です。押手とは、鍼を打つ利き手と反対の手の事で、鍼を打つ部位の皮膚面を固定する役割があります。
ツボは全身の色んな部位にあります。皮膚が柔らかい所、凹んだ所、手の側面の様な巾の狭い所など。その上、患者さんによって、皮膚の弛みや皮膚の下の肌肉の厚さも違います。
勿論、鍼灸学校でも刺鍼実技の授業があり、勉強します。自習練習、厳しいテストもあります。
しかし、痛みを最小限にして、色んなツボに安定して鍼を打つ事を学校だけで習得するのは難しい事です。
実千代鍼灸院内の勉強会で院長からも押手の極意を教えて頂き、霞がかったモヤが晴れました!
押手は、鍼を打つ時の土台です。土台がしっかり安定していると、鍼も安定し、患者さんの心持ちも安定すると実感しました。
畑も土の栄養がしっかりしていると、作物の出来栄えが違うのと同じだなぁと思います。整理整頓された机で勉強していれば、成績がもう少し良かったのかも?これは関係ないかな(笑)
鍼を持っている利き手に、注力しがちですが、土台の安定が何より重要だと再認識しました。
長い時間が掛かっても、実技も理論も基礎をしっかり身につけて、土台を固める事が鍼灸師として大きく成長する近道だと納得します。