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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2018年1月29日(月)

北辰会勉強会スタンダードコースに参加して

吉田綾乃です。

北辰会勉強会スタンダードコースに参加してきました。

今回は午前午後にわたり、北辰会方式の問診、体表観察、病因病理チャートについての講義でした。

4月からの年間カリキュラムも1月になると大詰めに入ります。内容が凝縮されていて、講師の先生方の言葉がスピード感に溢れています。一言でも多く伝えたい!という気持ちが伝わり、私も一言も漏らさず聞きたい気持ちが湧き、速記練習の如く、書き留めるのに必死でした。

北辰会方式の問診は、現在の症状だけでなく、幼少時の体質、育った環境、現在の生活環境も問診します。その問診情報と全身のツボの状態等を診て、四診合参して、鍼を打つツボを決めます。

北辰会の先生方は、一見、さっと鍼を打って、置鍼して、抜くだけにみえますが、実は幅広い範囲の情報と知識に基づいて鍼を打つ場所を決めています。

いつも勉強会に行くとその事を実感します。今回は一本の鍼を打つまでの流れ、つまり問診内容から病因病理までの勉強でした。

1本の鍼に決めることは、大変難しいです。迷う事もあります。でも、1本だからこそ、知識を駆使し、熟考し、丁寧に鍼を打つようになっていくものと感じます。

鍼灸の古典だけでも膨大な知識なので、その勉強量を考えると気が遠くなりますが、勉強会に参加すると、一歩一歩積み重ねて行こうと気持ちが固まります。

お忙しい臨床の合間に講義資料を作成し、休日返上で講義して下さる講師の先生方に感謝です。

2018年1月19日(金)

やる気がないのは「冬季うつ」のせい!?

こんにちは!橋本伸浩です。小寒に入って以降厳しい寒さが続きますね((´д`))
20日は大寒です。この日から立春の2月3日までは一年でもっとも寒い時期とされています。

あまりの寒さにこたつから出るのがおっくうになり、外に出る気もなくなりますね (最近はいきなり春のようですが(笑))

冬場にやる気や気分の落ち込みが起こることを「冬季うつ」と言います。「冬季うつ」の特長は、気分の落ち込みや活動力の低下に加え、食欲が増加し特に甘い物をいつもより沢山食べてしまうという傾向があります。

寒さによって「気滞(全身の気の巡りが滞る)」がおこり気分が低迷しやすくなるのも一つの原因と考えられます。

普段から精神的に不安定気味な人は、陽気な温かい時期はイライラして、寒い時期は気分が落ち込みやすい傾向にあります。春は気が上がり冬は気が下がるといったところです。

また「冬季うつ」になると、甘味を欲しますが、それは、甘味で気を巡らそうとする自己防衛反応ともいえます。

人間は自然の一部です。バランスが乱れると自己治癒力が働くわけです。

自己治癒力によって崩れたバランスが元に戻る間は病気にはなりません。
しかし睡眠不足、頑張りすぎ、暴飲暴食などで大きくバランスが崩れてしまうと、症状として身体に現れてきます。

何事もかたよりすぎないことが大切と思います。

2017年12月22日(金)

落ち葉は残しながら…

吉田綾乃です。

紅葉の季節に京都大原へ行って来ました。そこはのどかな山里風景が広がり、田畑や小川、そして見頃の紅葉を眺めながらのお散歩ができます。自然の中を歩いていると肩の力を力が抜けてほっこり顔もほころびます(^ ^)

友人と一緒に寺院の縁側に座りながら庭園を眺めている時、友人がお茶の先生との笑い話を教えてくれました。

お茶会の準備を担当していた友人が、お寺のお庭の小道をキレイに掃き切った直後に、お茶の先生が一言、「落ち葉はそのまま残しておくのが趣があるのよ。こんなに綺麗に掃き切ったらダメよ」と…。そして、再び道に落ち葉を撒いたそうです。

納得です。確かに、その庭にも、縁側の隅に落ち葉の吹き溜まりがありました。雑然としているようですが、違和感なく落ち着くのです。

手入れし過ぎず自然と人間が共存していく事で調和を保っている。。。東洋医学にも通じるところがあります。

東洋医学は、人と自然を統一体と考えます。人間も自然も宇宙の要素であり、宇宙も自然も人体も同じ原則で動き、常に変化し続けていると考えます。

鍼治療は、身体のバランスの乱れをととのえようとする力を最大限に発揮させます。

お庭と人の身体…、今まではかけ離れた存在としか見えていなかったのですが、共通点を感じられるようになりました。

私も患者さんの治癒力に自然に働きかけられる鍼治療をしていきたいと思います。

2017年12月7日(木)

日本人は睡眠負債をためている??

こんにちは。橋本伸浩です。

12月9日に第10回東洋医学ミニ講座を実千代鍼灸院内で行います。あっという間に満員御礼に。ありがとうございます
今回は東洋医学の「血」についてお話します。普通「血」のことを「ち」といいますが、東洋医学では「けつ」と呼んでいます。

「血(けつ)」は睡眠とも関わりが非常に深いです。ミニ講座では私は東洋医学の立場から睡眠について話しますが、ここでは、最近言われている睡眠情報を少しご紹介します。

日本は世界中の国々と比べ、平日の平均睡眠時間が短いようです。フランス8.7時間、アメリカ7.5時間に対し日本6.5時間。しかも東京に限っていうと平日平均5.59時間しか睡眠が取れていないとのデータが出ています。東京の人は世界一働き者ですね(;´∀`)
睡眠時間が短いと肥満や糖尿病、高血圧や認知症のリスクが上がると報告されています。
睡眠は最低でも6時間は取ることが重要。しかし、長時間睡眠を取ればいいというわけでもなく、寝すぎても認知症リスクが高くなるとも言われています。

ともかく質のよい睡眠が日々の集中力を高くし元気に過ごす為には必須です。
質の高い睡眠の為には、寝室の快適な温度や湿度と、入眠90分前に入浴を行い入眠しやすい体温にすることが大切だと言われています。
人間は寝ている間、熱を放散します。その際身体の温度が高すぎたり、冷えていたりすると良質な睡眠を得られないとされています。

最近寒くなってから寝つきが悪くなった方はこの体温が睡眠に影響している可能性があるので、快適な環境を整え90分前入浴で良質な睡眠を取って、忙しい年末を元気にすごしていきましょう(^^)!!

2017年11月22日(水)

最近のマイブーム

平野真奈です。

最近、ハマっている事があります。
テレビの対談番組を録画し、1回目は無音で出演者の表情や雰囲気だけを見ます。
(大体の話の内容は、画面のテロップから把握します)
2回目は音を出して、実際何を話していたのか、表情と照らし合わせて見ていくのです。
すると、人の表情の変化がより細かく見えるんです。

テレビは話の内容によって、明るい効果音や暗い効果音をつけ、雰囲気を演出している為、本音を誤魔化している気がしてました。
でも表情、特に目はウソはつけませんね。

以前、研修の際に、蓮風先生の治療を受けさせていただき時、目をジッと見られ
「少し緊張しすぎていたのがマシにな ってきた」とおっしゃいました。
どうやら、緊張で目が泳いでいたのが少し落ち着いてきていたそうです。
自分でも少し研修に慣れて、色んな事を見学させていただけるようになってきていた時でした。

東洋医学は、入室した時からすでに診断は始まっています。
表情だけでなく動作や、発信される気なども診察の一つに入っています。
しんどい時は表情が曇り、かもし出している雰囲気も暗いですが、元気になってこられると明るい表情になり、オシャレになりどんどん変化していきます。

鍼治療後に、心身ともに“パッと”晴れ渡る鍼をしていきたいです。

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