こんにちは、小川環です。
今週末は、一段と寒いので風邪に気をつけたいですね!
寒い時期は、髪を切るのをためらいますが、ケアを考えると面倒くさがりな私は(笑)、つい短くしてしまいます。
さてこの「髪」、何で出来ているのでしょうか?
東洋医学では「髪は血(けつ)の余り」とされています。
血は、身体全体に栄養と潤いを運び、生命保持には欠かせないものです。
質の良い血が充分に循環することで、髪にも栄養が行き届き、美しい髪が作られる、と考えられます。
また「髪は腎の華(か)」といい、腎の状態を表します。
髪は「腎」の「精(生命力、生殖力の根源)」の充実度の目安にもなっています。
このことから、血の不足や循環が不十分だったり、腎精が弱って老化傾向になると、髪がパサつく、コシ・艶がない、抜けやすい、など切ない事に繋がります…😢
数年前に「ヘアドネーションしよう!」と3年間伸ばしましたが、髪が長くなる程、パサつきが、気になって仕方なかったのは「血」や「腎精」が不足していたんだな…と💦
血を補うには、レバーやほうれん草、プルーンなどが。
腎を補うには、黒い食べ物(黒豆、ひじき、黒胡麻、黒きくらげ、黒米)などが、良いとされています。
また、質の良い睡眠はどちらにも欠かせません。
髪も健康のバロメーターの一つです。
身体からのサインを観察して、養生しましょ〜!
こんにちは、小川環です。
11月に入っても真夏日のニュースが流れ、暑い日が続き、どうなっているのやら…と思っていましたが、11/8の「立冬」を迎え、やっと暦にあってきましたね。
「立冬」は、暦の上では「冬の始まり」とされており、冬に備える時期と言われています。
東洋医学では五行のうち「五季、五能」というものがあります。
「五季」は「春・夏・長夏・秋・冬」に分けられ、
「五能」は「生・長・化・収・蔵」の事です。冬は「蔵」にあたりますね。
「冬は養蔵の道なり」といって、冬は栄養を蓄える「蔵」と言われるのはこの為です。
人も栄養を蓄えないといけない時期です。
ということで、
★消化の良い暖かい飲食をする。
身体を温めやすい食材である「生姜、かぼちゃ、紅鮭、海老、胡椒、黒砂糖etc」を程よく取り入れる。
逆に生物(刺身や生野菜など)や冷飲(ビールも!)は身体を冷やすので、控えめに。
★身体を冷やさない
衣類でや飲食で調節する他にも、数分でよいので湯船に浸かって身体を温める。(実千代先生の教え)
こんにちは、小川 環です。
最近、我が家はアサリの潮汁がブームです。
ふだん汁物を好まない母がおかわりを欲するほどで(笑)
旬は春から初夏とされていますが、今も売っていたら買っちゃいます。
アサリは五味(酸・苦・甘・辛・鹹)でいうと「鹹味(塩辛い)」にあてはまり、「鹹味」は腎の働きを助けるもの、とされています。
腎は成長と発育、水分代謝を調節するなど、生命力の根源にあたる臓です。
腎が弱ると、足腰が弱り、骨や歯が弱り、耳が遠くなったりと、いわゆる老化の症状がでます。
ですので、高齢である両親は腎の弱りが進んで「鹹味」を欲して、アサリを好むのかな、と思いました。
ただ、五味は相当する臓を助けますが、摂りすぎるとかえって悪化させるので、味付けは控えめに…。
なんでも匙加減が大事ですね~。
こんにちは、小川 環です。
10月も半分が過ぎ、過ごしやすい気候になったものの、日中は25°で「夏日」との天気予報。びっくりです。こんな風に朝晩と日中の気温差が大きいと、体調を崩しやすくなりますよね。
東洋医学では「衛気」という「気」があり、これは、身体を守る防衛(バリア)の役割をしています。
衛気のおかげで、外邪(風邪など)の侵入を防御し、また、肌などを温めて栄養を巡らせ、毛穴を調節して、汗を排泄し体温の調整をする働きがあるとされています。
しかし、衛気のバリア能力が落ちてしまうと、上記の働きが損なわれ、外邪の侵入を許してしまい、体調を崩すことに…。
衛気は、飲食物を有用な気(エネルギー)に換える「運化」という脾の働きから作られます。
そして肺の「宣発」という働きによって、衛気が全身をめぐります。
衛気の防御能力を、発揮する為には、脾と肺にご機嫌でいてもらう事が大事です☝️
衛気は皮膚の約15センチくらいの所にあって、身体全体を防衛してくれています。
ですから、皮膚を鍛えることは衛気を丈夫にすることにも繋がります。
その爲に、山登り、乾布摩擦、水泳、お風呂後の水浴びなどをすることをお勧めします。(←実千代先生伝授)
衛気を強くして、風邪予防をし、この秋冬を乗り切りましょう~✊
こんにちは、小川 環です。
10月に入りすっかり涼しくなり、乾燥する様になりましたね。
東洋医学の五行では、秋は「肺」、「燥」、「白」などにあたります。
肺は臓腑の中で最も高い位置にあり、他の臓器を覆う蓋の役割を持っているので、外気の影響を受けやすいです。
そして肺は陽臓と言って、陽気が強いので、熱を持ちやすい性質があり、潤いを好み乾燥に弱いです。
また皮膚や大腸などの粘膜とも、密接に関わっています。
こうしたことから、肺が不調になると喉や肌の乾燥、便秘になりやすいといった影響が出てきます。
そして、今年の異常に暑い夏は普段よりも、汗をたくさんかく方が多かったのではないでしょうか。これは「陰血」といって「身体の潤いや血」を消耗しやすく、「乾燥」につながりやすいです。
・汗をたくさんかく
・睡眠不足をする
・スマホやPCで目を酷使する
こうした夏の影響や普段の習慣から、大切な「陰血」を消耗しやすくなります。
これからの時期は乾燥に留意して、少しでも早く寝て、肺の潤いを守り、体調を崩さない様にしたいですね。
ちなみに秋は肺を潤す「白い食材」がオススメです。
大根、れんこん、白ごま、梨、ぶどう、山芋、豆乳などなど…。
「白砂糖」などの精製された「白」は「白い食材」に該当しませんので、ご注意を。