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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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症例

2011年12月19日(月)

副鼻腔炎 []

川西市在住 14歳 男子
主訴:慢性副鼻腔炎
初診日:平成23年10月下旬

(現病歴)
小学校1年の時から、毎年冬になると鼻水(黄色)と鼻閉が起こり耳鼻科で吸引と抗生物質を投与。今年は夏の終わりごろから鼻詰りが始まる。左右は移動する。

(既往歴)
1歳の頃40℃発熱し肺炎で5日間入院。発熱したとき右上腕に赤いしこりができ切除する。中学に入りクラブや通学に時間がかかるため帰宅時間が遅くなり8時半ごろ夕食をとるようになる。この頃から、油ものを食すると胃がムカムカするようになる。現在、食事は魚や野菜が中心。

(その他の問診事項)
・口の渇き有りで冷飲を一気に飲む。
・月に1,2回便秘する。
・汗が多く顏を中心にかく。
・黄色い痰が絡む。

(主な体表観察)
舌診:紅舌、白い苔が全体についている。
腹診:右肝相火の邪、左天枢の邪、心下から右脾募の邪。
原穴診:虚(左太淵、合谷、腕骨、照海、太衝、衝陽、右太白)虚中実(右合谷、太衝)
背候診:身柱から霊台の熱感、左心兪熱、右心兪から肝兪まで実。

(診断と治療方針)
鼻を中心とした湿熱傾向は副鼻腔炎の特徴です。熱は実際副鼻腔炎側を触れると熱感があり、黄色い膿みは熱が湿と結びついた状態です。
そのほか、上部(首から上)の熱傾向としては、口の渇き、黄色の痰、たまに便秘(便秘は身体に熱をこもらせます)、顏からの汗が多いことなどからも考えられます。

毎年、冬に蓄膿が悪化するのは腠理(毛穴)が寒くなると閉じて発汗しなくなるため、熱傾向の人は身体の中に熱を益々こもらせてしまうためです。

油物や甘いものなど摂取すると胃がムカムカするのは、それらの食べ物はやや弱ってる胃に熱をこもらせてしまったと思われます。胃と、両方の頬は陽明胃経という経絡でつながっていますので、頬を中心とした副鼻腔に炎症がおき症状が出たものと考えました。

熱をダイレクトに除去し、多忙で肝気の高ぶりを抑えるツボを選んで治療していきます。

(治療方針)
初診から4診目まで:神道穴に5番鍼にて置鍼。(10分から20分)
5診目:後溪(左)2番で20分
6診目:外関(右)2番で20分
★ 1診目の治療の次の日、鼻つまりが朝起きた時になくて楽になり、鼻水の濃度が薄くなる。4診目で鼻はほぼ良くなる。

(考察)
数回の治療で副鼻腔炎がよくなったばかりでなく、背中のブツブツ(これも湿熱です)も綺麗になってきました。
神道というツボで身体にこもった熱(特に肝の蔵の熱)を取ることが出来たばかりでなく、置鍼の間本当に気持ちよさそうに寝ている姿に、緊張が緩んでいるのだと感じます。

日々の緊張度合いは、脇腹の肝の相火という場所がこそばくて触診できないことからも感じられます。鍼をする前と、後では脇腹のくすぐったさが明らかに違います。

また、やや胃腸が弱いことから、ストレスをかけ過ぎると、胃に症状が出やすいので、普段からよく歩き、緊張と胃の調子を調えることをお勧めします。散歩は緊張をゆるめ、胃腸を活発に動かせますのでかなり有効です。

2011年11月9日(水)

頚凝り、めまい、偏頭痛 []

神戸西区在住 43歳 女性
主訴:頚凝り、めまい、偏頭痛
初診日:平成23年8月下旬

(現病歴)
社会人になり運動不足になってから肩こりを感じ始めるようになる。
30歳頃、パソコン作業が増え更に肩こり悪化、偏頭痛もおこるようになる。
多忙な毎日で神経を使う日々が続いた去年の冬頃、頚が懲りすぎてめまい(フワフワした感じ)になる。その症状が一週間継続する。
その後、夏にも同症状が出現し、加えて息が吸いにくく炭酸水など飲んでスッキリさせていた。偏頭痛は、ストレス時や疲れたときや、生理前、排卵前、雨が降る前に、額あたりがズキズキ痛む。
今年の夏も同様の症状がおこり中々眠れない時があるため、紹介にて来院される。

(特記すべきその他の問診事項)
飲食:昼は外食、夜遅い食事が多い、油物で胃もたれするので野菜と魚中心の食事。間食は生理前のみ甘いものを欲する。
冷たい飲み物を好む。
二便:生理前に便秘するが普段は順調、尿は1日8回から10回。

(東洋医学負荷試験)
入浴時間:適温5分でスッキリ、長湯すると動悸がする。
運動後の主訴の変化:ゴルフ、ウォーキング、体操などをしスッキリするが主訴の変化は無し。

(主な体表観察)
舌診:紅色、舌先から舌辺にかけて紅点多数で剥けている、右に舌が傾いている、乾燥。
脈診:1息4至半、細・緊脈、両尺位弱、脈幅無し力有り。
原穴診:左)虚(太淵・神門・照海)実(衝陽・臨泣)
右)虚(太白・陽池)実(後渓)
腹診:右肝之相火実、胃土

(診断と治療方針)

ストレス過多により、上焦(上部)に気が偏りそれを長期にわたって継続
したため発症したものと考える。特に偏頭痛は、ストレス時や雨の前など
肝気が上がりやすい状況下で発症し、運動しても緩和されないことからて
いることからも長期の気の偏りが考えられる。酷いときは、息が吸いにく
いことは一種の小さなパニックで肝が高ぶりすぎるとしばしば起こる現
象なので、肝気の高ぶりをおさえる治療方針とする。

(治療配穴と効果判定)

1診目から9診目まで:後渓(左右どちらか)10分~25分の置鍼。

★5診目ごろから頚の凝りがかなりマシになり、偏頭痛の回数も減少して
くる。冷飲より温かいものを好むようになる。

(考察)
長年の頚肩こりや偏頭痛などが10回ほどの治療にてかなり良くなってきていることに鍼灸の効果を実感していただけたと思います。

しかし、年齢的に徐々に下半身の腎の臓などが弱ってきますので、神経ばかり使わずに、ゆっくり散歩するなど下半身を強化されると、肝気が簡単に上へ昇らなくなります。

40代50代で運動しているかどうかで、その後の健康状態や若さなど大きく差が出てきます。
一番働き盛りの年齢ですが、将来のために今を賢明に過ごされることを望みます。

2011年10月18日(火)

膝内側痛 []

初診日: 平成23年9月12日
西宮市在住 女性 52歳
主訴: 膝内側痛

(現病歴)
2週間前から両方の膝が(特に左)重く痛みだす。特に屈伸時と立ち上がる時はひどく痛み、入浴でましになる。今朝からは、腰中央のつっぱり感も出現する。3年前から始めた料理教室の休暇をとり、ホッとした後主訴が出現。1ヶ月前には回転性のめまいや高血圧(一過性)にもなる。
今月末から海外旅行に行くため、それ迄に治したく友人の紹介にて来院される。

(既往歴)
42歳: 橋本病(甲状腺機能低下)
48歳: 逆流性食道炎

(その他の問診事項)
飲食: 食事は玄米。好きなものは甘い物(ケーキ)とパン。口の渇き有り常温を好む。
ニ便: 旅行など環境が変わると便秘する。夜間尿1回。
その他: 運動なし、入浴20分でスッキリする。雨の日や梅雨は調子が悪くなる。

(主な体表観察)
脈診: 1息4至、滑脈の中に渋脈。脈幅やや無し、脈力有力。押し切れ脈無し。
舌診: 淡紅色、白ニ苔。
原穴診: 左合谷 ・後渓・ 太衝 ・衝陽 ・照海虚。右太白虚。
背侯診: 右肺兪実、左肺兪虚、右胃兪・脾兪虚。

(診断と治療方針)
料理教室での精神的な緊張や多忙な毎日から、肝気が鬱結(うっけつ)しやすい状態にあったと考える。肝気の鬱結(うっけつ)とは、本来、伸び伸びと自由にしていてその気の廻りが順調に働くとされている「肝の臓」が、精神的な緊張が続くと気の廻りが停滞し、鬱結するというもの。

特に肝気は上昇しやすいため、更年期などで下半身が弱ると、更に上へ肝気が昇りすぎてしまう傾向にある。回転性のめまいや、高血圧もそのために起こったものと考える。

また、患者さんは普段から甘もの、パンなどを多く摂取しており、特に膝内側に胃腸と関係が深い脾経の経絡に異常を起こしたものと思われる。
下の方に反応が出るのも上下のバランスの乱れであると考えたほうがよい。
よって、まず肝気を巡らせる治療をし、その後に反応を見て脾の臓を立てる治療をすることとする。

1診目~2診目:後渓穴 2番で15分
3診目:外関穴
4診目:滑肉門穴
5診目:百会穴
6診目:梁門穴

(治療効果)
3診目ごろから初診時と比べて痛みはマシになる。5診目には殆ど良くなっただけでなく、ウエストが細くなり身体が軽くなった。
旅行中も痛みは無く帰国される。

(考察)
旅行の為に早く痛みを取りたいとの焦りがあった中、順調に痛みが無くなったことはご本人の正気(自然治癒力)がしっかりしていたためと思います。正気がしっかりしていると気の廻りが速く回復力もよくなるのです。
旅行先でも一日中歩いていたにも関わらず、帰国後も足の痛みが全くないことも、正気の充実と動くことによって気の廻りが良くなった証拠と考えます。
今後、ご自分で甘いものが非常に欲しくなったり(甘いものは鬱結を緩和しますので、気の廻りが滞っていると必要以上に欲しくなります)、何か身体が詰まった感じ、イライラ感が増してくる。このような状態の時こそ、身体の不調の始まりですので、リラックスし運動していただきたいと思います。橋本病も身体のバランスを調えれば良くなっていきます。

2011年9月9日(金)

生理痛 []

尼崎市在住 35歳女性 営業職
主訴:生理痛
初診日:平成23年7月下旬

(現病歴)
5歳で卵巣嚢腫のため卵巣摘出。同時期に橋本病が見つかり、チラージンを現在まで30年間服用している。
12歳で初潮を迎えるが生理痛がきつかった。就職してから生理痛はややましになったが、夕方に足が浮腫むようになり、肩も凝るようになる。
30歳を超えてから何回かぎっくり腰を起こすようにもなる。
昨年、部署が代わりストレスが過多になった頃から、生理初日における生理痛が酷くなり、キリキリした激痛に苦しむ。また生理時に必ず酷い腹痛とともに下痢になる。2ヵ月連続で7日間生理がダラダラ続き痛みが酷かったため、婦人科にいくと子宮筋腫(1センチ)があるのみで他は異常なしと言われる。8月から生理痛軽減のためピル治療を始める予定にしている。
生理前は、過食になったり、気分が落ち込んだりしやすく、生理前から生理の1日目~2日目まで下痢になる。

薬:毎月、ロキソプロフェンを服用。

(その他の問診事項)
・小便に何回も行きたくなる。(量少ない)
・ため息がでる。
・冷え性(腰から下)

(特記すべき体表観察)
舌診:紅色、白二苔、滑(舌の表面の潤い)、歯型少し。舌下静脈怒張。
脈診:1息4至半、滑脈で中にギシギシした脈有、やや不整脈、右尺位弱。
原穴診:左太白、太渓、京骨、丘墟、照海、復溜虚。右神門、太白虚。
腹診:心下、右脾募、左肝之相火邪。
背候診:左肺兪~心兪実、右肺兪~心兪虚中実、右肝兪~胃兪実(こそばくて触診難)

(診断と治療方法)
腎虚証・肝鬱気滞証

小さい頃から卵巣のう腫などができていることから、全体のバランスとして、下半身の弱りが見られる。そこへ、ストレスがかかることによって、生理痛が悪化していることから肝気のめぐりが悪くなることが生理痛に関与しているものと大まかに捉えた。肝気のめぐりを長い期間滞らせていたため、お血(おけつ)という病理産物が形成され生理痛になったものと考えた。下半身の弱り(腎、子宮など)を考慮し、その弱りを補うことと、肝気のめぐりを良くすることを同時に行う治療方針とする。

(配穴)
1診目:照海 2番針で15分置針。
2診目から9診目まで:天枢 20分置針。

(治療効果)
ピルを服用することなく、顕著な効果が得られた。4診目に生理がいつものようにきたが薬を服用しなくても痛みはひどくなかった。また生理後はスッキリし調子良い。更に治療後よく眠れるようになり、顔のブツブツも綺麗になってくる。2回目の生理が9診目にきたが全く痛みはなかった。また、生理時の腹痛下痢も全くおこっていない。

(考察)
あんなに痛かった生理痛がこのように短期間で良くなられ、ご本人も大変驚かれていました。東洋医学では、身体全体のバランスを見るため、その不足部分や過剰部分に対して1本の針で調節をしていきます。(少数鍼は北辰会方式の特徴のひとつです)
その時に、虚(不足)と実(過剰)を見分けることが必要です。
彼女は、腎の弱り(虚)と肝気の過剰(実)の両方がみられたため配穴に工夫をしました。(全くの実で使用するツボは選ばなかった)

藤本蓮風著の「臓腑経絡学」の中に、「肝は、五行でいえば「木」の性質を持っている。「木」というのは、上下にのびのびと伸びていく。このことを「条達作用(じょうたつさよう)」という。これは肝の蔵の持つ、自由に伸びようとする、あるいは外へ発散しようとする性質を表したものである。従ってこれらができないと(例えば精神的圧迫等によって)肝の蔵を傷る事になり、肝気うっ血や肝の疎泄障害を起こし、様々な病症を生じていくのである」と言われている。

鍼灸の力は、このような肝気がうっ血し廻りが悪くなるため、精神的に不安定(イライラしたり、悲しくなる等)な状態に対してもアプローチできます。むしろ得意とする分野です。
いくら頭で精神的にコントロールしようとしても中々難しいのが現実です。よって、体から心、更には魂の領域まで善の方向へ回転させていく、それが鍼灸によって可能になるのです。
心と身体を切り離して考えない医療だからこそ出来るのだと確信します。

2011年9月3日(土)

糖尿病 []

和泉市在住 58歳 男性 サービス業
主訴:糖尿病
再診日:平成23年4月初旬

(現病歴)
高校を卒業時点で体重82キロ。24歳で緑内障になり、鍼灸治療(実千代鍼灸院の先代)にて眼圧が下がる。食事は油物が好きな上、ジュースをよく飲んでいた。
ある日、運転中ハンドルを握っていると両方の指先がしびれてきたことがあった。50歳のころ胆石のため胆嚢を摘出。この頃タバコを止めたが10キロ更に太る。食生活は、油物に加え、ご飯、おかき等塩分が多かった。この頃から便秘、夜間尿、尿切れが悪い、腰痛、ばね指(右)なども起こった。現在も右手は握りにくい。
昨年あたりから、夏の暑さが堪えるようになり、疲れが増すようになる。
ジムで運動したりウォーキングに挑戦するようになるが、今年、自分で尿糖検査薬でしらべたところ、陽性反応が出る。病院にて血糖値240、HbA1c12で糖尿病といわれる。
仕事は、長年営業職。99パーセント外まわりで、気を使う仕事。帰宅時間もばらばらで生活は不規則。

(特記すべき体表観察)
舌診:暗紅色、白膩苔、舌が腫れぼったい、舌下静脈怒張が酷い。
脈診:1息3至、滑脉、尺位弱、脈力有り、脈幅なし。
原穴診:虚(右合谷・京骨・丘墟・照海、左陽池・太白)実(左太衝・衝陽)
背候診:圧痛(巨闕兪・神道・霊台・筋縮・懸枢・腰陽關)、左厥陰兪、心兪虚中実、右心兪から腎兪まで虚。
腹診:左脾墓から肝相火。

(診断と治療穴)
東洋医学では、糖尿病を消渇(しょうかつ)といい、飲食の不節制(過食や油物の摂取過多)、情志の失調(ストレス)、房労による傷腎(セックス過多や仕事過多による腎の弱り)、先天的な虚弱、身体を温める薬の過服用などをその病気の原因としてる。
この患者さんも、飲食において油物が多いだけでなく、年齢的に腎の藏が弱る頃に塩分過多などで、更に腎を弱らせていることが考えられる。下に位置する腎の臓の弱りはストレスにより簡単に肝気を上昇させる。(肝気を高ぶらせイライラするなど)
その上、ストレスがかかると余計に好きなもの(油物など)を欲するようになり飲食に節度がなくなってくる。
大本は、ストレス過多による飲食の不摂生であったところ、どんどん胃腸を弱らせたために発症したものと考え、まずは、胃腸の代表ツボである公孫を選穴した。同時に風邪によって(風邪を引くと、風寒邪が体表にある毛穴を塞いでしまうため)身体の中にある邪熱を閉じ込めてしまい、糖尿が悪化する。よって風邪に効果があり反応が顕著だった外関穴を使用し、後に肝のツボなどでストレスを緩和させていく方法とした。

(配穴)
初診から2診目:公孫、外関。15分
3診目から4診目:滑肉門。25分
5診目から10診目:太衝。25分
11診目から16診目:後溪。25分
17診目から19診目:滑肉門。25分
20診目から25診目:梁門。25分

(治療効果)
治療当初から尿の回数が少し減少し、脈の状態、舌の状態(苔が薄くなるなど)反応が顕著に見られた。2週間後の検査にて、血糖値240から150に数値が下がる。HbA1c12は変化なし。しかし、14診目ごろからヘモグロビンは7.7に減少、19診目で6.5になり、23診目に5.9になりほぼ正常値になる。血糖値も120代まで下がる。体重は、9診目でマイナス6キロとなり、ズボンを買い換えないといけないほど細くなる。

(考察)
日本の糖尿病及び糖尿病予備軍の数は、前回の調査(3年ごとに調査)から250万人増加し、計1870万人と推定されています。(厚生労働省平成18年調査から) 40歳から74歳の中高年男性では32.2パーセント、女性は31.5パーセントが糖尿病患者、及び予備軍です。しかし、初期段階では自覚症状がないため治療を受けている人は患者数の10分の1とのことです。口渇、多飲、多尿という典型的な症状が出たら要注意なのですが、ご本人はあまり気づいていない場合が多いのが現状です。
上記の患者さんは、かなり数値が悪かったにも関わらず、薬も服用せずに改善に向かいました。これは、奥様の食事(1800カロリーに抑えた)の努力と適度な運動が良かった事は勿論ですが、このように早期に改善した事は、遠方から鍼灸治療に熱心に通われたことが効を奏したのだと確信します。
治すんだとの患者さんの意思と、その心にお応えしようとの施術者の思いあってこそ達成されたのだと嬉しく思います。糖尿病は生活習慣病です。生活習慣の改善は簡単なようで非常に難しいのが現状でしょう。しかし、身体からバランスをとっていけば、無理なく食事の改善や運動などに挑戦しようとの意欲も出てきますし、それらが鍼の効果を更にアップさせるという好循環が生じます。58歳、まだまだ第一線です。この年齢に病気をされる人が多い中、ますますお元気で若々しく人生を謳歌して頂きたいです。

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