主訴:アトピー性皮膚炎
西宮市在住 34歳 女性 会社員
初診日:平成23年2月下旬
(現病歴)
生まれたときから喘息で、2歳からアトピー発症。12歳のときマイコプラズマ肺炎にかかり高熱で一週間入院する。
大学を卒業してから一人暮らしになり、食事は油物が多く、野菜不足、お菓子類(チョコなど)が多くなり、この頃から便秘になる。アトピーの性状は、平で大きなブツブツ。喘息よりアトピーの方が酷く、ステロイドで一時的に良くなり、睡眠不足などすると悪化する等を繰り返していた。
西宮に引越ししてから、外食やストレスが多くなりアトピーは最悪に悪化する。食事を野菜中心に変え、薬を使用し緩和してきたため病院へ行くのをやめた。しかし、ここ2週間前から初めてアトピーがふくらはぎに発症。以前の顔(口周り)、鎖骨あたりのアトピーも出てきた為、前に使用していた薬を塗るが変化が見られなかったためホームページにて来院される。
(その他の問診事項)
・寝付きが悪く1時間半かかる時がある。
・足首がむくむ。
・手足がむくむ。
・口内炎が出来やすい。
・汗が少ない。
(特記すべき体表観察)
舌診:暗紅色、舌先に紅点多数、白二苔、やや腫れぼったく歯型が有り。
脈診:1息4至半、滑脈、脈力幅有り。
原穴診:虚(右太淵・神門・大陵、照海、太衝、左太白、京骨)
背候診:左肺兪から心兪まで実、右虚中実、右肝兪から三焦兪まで実、右腎兪・志室虚。
腹診:左胃土邪、右肝之相火邪。
(診断と配穴)
元々、肺の蔵が弱いところ、ストレスからの過食や油物、チョコレートの摂取多量で身体に熱をこもらせていたものと考える。肺の蔵が弱いためその熱が皮膚に停滞しアトピーになったと思われる。(肺は皮毛と関係が深い)また、アトピーの出ている場所が、唇の周りにでていたり、浮腫みがある、口内炎が出来るなどを考え、身体の中の過剰な「湿」も関与していると思われるが、肝気のめぐりをよくすれば湿もめぐるため、肝を中心としたツボを選穴した。
初診~3診目:百会(10分から15分)
4診目~11診目:後渓穴か太衝穴のどちらか。
12診目~16診目:天枢
(治療効果)
初診の日からよく眠れるようになる。3診目には、かゆみがましになる。顔の色もどんどん白くなってくる。7診目には赤みが引くなど顕著に良くなってくる。薬も全く使用せず。
(考察)
アトピーは東洋医学(北辰会)では、肝の暴走によって少陽枢機に異常を起こして発症する(臓腑経絡学説:アルテミシア出版 藤本蓮風著)といわれています。肝の暴走とは、ストレス過多のため、ブレーキがきかない状態です。少陽枢機に異常をきたすと、専門用語で詳しい説明は避けますが、発汗がしにくくなり更に邪熱が身体にこもり、内熱が盛んになってしまいます。かゆみ疾患は基本的に熱なので、発汗するなどし、身体に変な熱を貯めないことが重要です。油物の食事も熱を篭らせます。
また、喘息とアトピーは表裏の関係で、アトピーが酷いときは喘息がまし、喘息が酷いときはアトピーがましという関係にあります。つまり肺の蔵が弱いためストレスなどで身体に熱を溜め込むと、喘息や皮膚に症状が現れる結果になってしまうのです。
アトピーは現代病ともいわれ、その原因も様々にいわれています。しかし、肝の暴走である限り、リラックスの時間をもち自分でブレーキをかけることも大切です。実際は自分でブレーキをかけれない人が殆どです。
是非鍼灸治療でお手伝いさせていただきたいと思います。
患者さんのようによく眠れるようになったこと自体、ブレーキをかけリラックス出来ている証拠です。元来アトピーの人の肌理は細かく美しい(デリケート故ひどくなる)その肌になられ本当に嬉しく思います。
主訴:潰瘍性大腸炎
西宮市在住 39歳 男性 会社員
初診日:平成23年4月初旬
(現病歴)
3年半前から血便が出るようになり、一日の排便は10回以上。病院の検査にて潰瘍性大腸炎と診断される。
当初は、みぞおちや胃が気持ち悪い上、ピリピリするほど頚に熱感があった。身体もだるくなり、夜11時頃になると38°ほどの熱がでる。
冷飲を欲するが、身体のために気を付けている。肉も控えるようにしているが、血便など調子が悪くなると病院へ行き、薬を服用し治まる。
このような状態を3年半程繰り返している。現在ペンサタを服用し出血はおさまっている。
今年の4月の終わりに次の検査をする予定。
(既往歴)
幼少期:扁桃を腫らしよく高熱を出す。中耳炎、夜泣きなど。
高校2年:腎結石(薬で完治)
(その他の問診事項)
・痰が出る、目やにあり、怪我をすると膿みやすい。
・目が充血し疲れやすい。
・仕事は経理担当でほぼ一日中パソコン作業で神経を使う。
・仕事から帰って子供2人の世話や遊びで多忙。
・運動不足、排便後スッキリする。
(主な体表観察所見)
顔面気色診:心・肝が特に白く抜けている。
脈診:1息4至半、弦脈、右の尺位に枯弦脈。脈力有り。
舌診:紅色、白厚二苔(中央から舌の奥)、右の辺に紅点が多数有り、舌の中央に割れ目有り。
原穴診:左(太淵、合谷、太溪、照海虚)、左(臨泣、内関熱実)
背候診:右肺兪から心兪まで虚、左肺兪から心兪まで虚中実。
腰陽関、神道の庄痛、胞膏の冷え。
(診断と治療方法)
肝気上逆証(内熱)、腎虚証。
高校生の時に腎臓結石や扁桃の熱をよく出していることから、ひとつは腎の機能の弱りが考えられる。下部の腎が弱っているところ、経理の仕事で気を使う上、一日中パソコンを使用し運動不足状態。これでは肝気を容
易に上昇させてしまう。つまり肝気上逆となり、下が冷えて上が熱化する状態となりやすい。上部を示す内関穴や百会穴などに酷い熱感が見られることからも明らかである。
また、下部の状態を示す太溪穴や腎兪、志室穴などのツボに冷えや弱りも見られる。このように下部が弱ることによって、更に肝気を昂らせる結果となってしまう。
潰瘍性大腸炎は、腎など下部に弱りがあったため、大腸に邪熱が下注し潰瘍になったものと思われる。しかし、排便後にスッキリすることや、脈力有力などから実証と考える。(体力が充実しているということ。)
(配穴と治療効果)
1診目:百会穴5番 10分
2診目~8診目:後溪穴 2番 20分
9診目~10診目:申脈穴
11診目:百会穴
12診目:滑肉門穴
13診目~14診目:後溪穴
★3診目ごろから、身体が軽くなってきたように感じる。検査の結果は良好で8診目には薬の量が減る。便通は正常便で睡眠も良くとれている。
10診目から薬は服用していない。14診目ごろには食べ物も気にしなくても調子が良くなってくる。
(考察)
潰瘍性大腸炎は現在では難病の範疇に入りますが、非常に多くの方が罹患されておられます。
胃潰瘍の大腸版で、文字通り大腸に潰瘍ができる病です。精神的なものが大きく症状に作用し、繰り返すのが特徴です。完治が難しいため、難病と言われる所以もあります。
北辰会代表、藤本蓮風先生は、著書「鍼灸医学における実践から理論へパート4」の中で、潰瘍性大腸炎の出血のメカニズムについて述べられています。その中で、虚実、寒熱を的確に判断しなければ危険であると言われています。(特に出血している場合は)邪熱が身体の深いところを襲えば、夜中に発熱し朝に下がっているのが特徴とされています。
また何故邪熱が篭るようになったのかを、ご自分でも自覚していくことが再発を防ぐことになると思います。
ストレス過多、また、ストレスからくる過食(油物、甘いものの摂取過多)、運動不足などは容易に邪熱を身体にこもらせてしまいます。
無理をせず養生し、鍼灸治療を継続していけば、このような難病でもこの患者さんのように再発はしなくなります。
西宮市在住 女性 40歳 既婚
主訴:逆流性食道炎
初診日:平成23年4月下旬
(現病歴)
5年前から食道・喉の違和感、閉塞感、胃もたれが起こり、酷くなると食道あたりがモヤモヤしゲップが頻繁に出るようになる。
食欲も無くなり痩せていくため病院に行くがなかなか医者に症状を理解してもらえず「気分で治せ!」と言われる。症状は益々悪化。空腹感が無く食べると食道が焼けるようなひどい胸やけが起こるなど逆流性食道炎の症状のため入院する。気分も滅入り鬱症状も出るがこれは薬1年間服用し良くなる。
逆流性食道炎の症状は、お子さんのアトピーや喘息などで多忙な毎日を過ごし、お子さんの症状が良くなってきたころ出現した。
服用している薬は漢方薬の六君子湯、ガスモチン、タケプロン、アルドイド、各種サプリなど。
(既往歴)
27歳:メニエル氏病が秋頃になると起こっていた。
29歳:扁桃腺摘出。
32歳:ピロリ菌除去。
(その他の症状)
・首、肩、背中の凝り。
・目が疲れる、かすむ、乾燥する。
・よく便秘になる。
(特記すべき問診事項)
・口の渇き有り。冷飲好むが温飲を飲むようにしている。
・口内炎が出来易い。
・耳鳴り有り。
(特記すべき体表観察)
舌診:暗紅色でやや色が褪せている。舌苔:白二苔、舌の先が赤と黒の点が多数。
脈診:1息4至半、弦脈、脈力幅とも有り。
原穴診:太白虚、太衝虚中実、照海虚、神門虚など。
背候診:筋縮、中枢、脊中の圧痛、両肝兪熱感実、心兪実など。
腹診:右脾募、左肝之相火。
(診断と治療法)
ストレス過剰は胃酸を過剰に出すことは西洋医学的にも知られている。東洋医学では、元来胃腸の弱いところストレスがかかり過ぎたため、下に下がるべき「胃の気」が逆上し、それが熱とともに胃や食道を犯し逆流性食道炎を引き起こしたと思われる。
多忙や神経を使いすぎて肝気が高ぶると、口が苦くなったり、便秘を引き起こし口内炎が出来やすく耳鳴りなども起こしやすくなる。肝気が脾胃を抑えているため肝気の高ぶりを抑える治療を先に試みる。
(配穴と治療効果)
1診目~3診目まで:百会 10分
4診目~10診目まで:後渓 20分
11診目~12診目まで:天枢 25分
治療効果:1診目後タケプロンを服用せずに来院できる。5診目にはゲップの回数が減り便秘が解消されていった。同時に胃もたれが減少し食欲が出てくるようになる。
(考察)
患者さんは現在も多忙にされているにも拘らず、逆流性の症状がかなり軽減されました。これは、胃腸が弱いところ肝気が高ぶった事が原因ですが、胃腸のツボは直接触りませんでした。むしろ肝気を下ろすツボに取穴したことにより、胃腸も改善された典型的な例です。
「脾胃を治するは医の王道なり」とは、脾胃論(胃腸こそが身体の中心)を唱えたことで有名な李東垣という金元時代の医者の名言です。
胃腸を丈夫にすることが他の臓器をも調節していく根本と考えます。
現代に流行している病は、肝気の昂り過ぎ(過剰ストレス)によって脾胃を損ねてしまい発症しているものが非常に多く見られます。
潰瘍性大腸炎、喘息、アトピー、各種癌、うつ症状、胃潰瘍、胃炎などなどです。
本来人間は、やる気と希望をもって生きていこうとする生き物だと思います。それが、やる気なし、疲れる、イライラするという反対の状態の時は自分の体に変調が起きていると気づき早めに対処していきたいものです。
主訴:疲労時の喉痛と腰痛
西宮市在住 38歳女性 会社員
初診日:平成23年3月初旬
(現病歴)
小さい頃から風邪を引きやすく扁桃腺をよく腫らしていた。大学卒業後、就職してしてから生活のリズムが崩れ、疲労時に喉痛とともに高熱が出るようになる。抗生物質を服用し治まる。ストレスがかかるとチョコレートを食べたくなり、その後はよく口内炎が出来ていた。多忙で神経を使うと、高音の耳鳴りや円形ハゲ、不正出血なども起こる。
30代半ばに初めてぎっくり腰になったことをきっかけに運動をするようになる。運動によって冷え性がましになる。
現在も毎年春になると疲労時の喉痛がおこり、腰痛もスッキリしないため来院される。
(そのほかの問診事項)
・肩が凝る。
・目が乾燥する、光が眩しい。
・むくみがある(目と足)
・耳鳴りがある。
・生理痛がある。
(主な体表観察所見)
舌診:暗紅色~やや紫色、地図状に剥げが多数あり。
脈診:1息4至半、脈幅、脈力有り、右尺位弱。
原穴診:左腕骨、陽池、照海、外関が虚。右臨泣虚中実。右神門虚。
背候診:身柱・神道・筋縮~縣枢に庄痛、右風門・肺兪など虚、左は虚中の実。両腎兪は冷え。
腹診:右脾募、肝の相火、胃土邪気。
★上記の情報から、気の上昇が酷く、相対的に下半身である腎の蔵が弱っている状態といえる。
(診断と配穴)
ちょっと疲れると扁桃炎になる人は、様々な原因はあるものの「腎の蔵」の弱りが考えられる。喉に熱がこもりやすい上、ストレスがかかるとチョコレートなどが欲しくなり、更に熱を上部に溜めてしまう。これは、「肝の熱」と関係が深い。
その上、仕事上、長時間座位の姿勢を続けているため、下半身が弱り気が更に上昇している状態である。このように腎と肝のアンバランスをおこし、高音の耳鳴りや円形のハゲ、口内炎もできていると考えた。
主訴の疲労時の喉痛と腰痛は腎の弱りを改善し、肝気の高ぶりを抑えれば改善されるものと考える。
(配穴と治療効果)
1診目~4診目:百会 20分置鍼
5診目~7診目:天枢 25分置鍼
8診目~10診目:太衝 25分置鍼
11診目~13診目:滑肉門 25分置鍼
(治療効果)
3診目には腰痛がましになる日も出てくるが、仕事で根を詰めまた痛くなる。喉痛もストレスや疲れでおこっていたが現在は改善されてきた。
この治療の中で、生理痛が無くなり、口内炎もできなくなった。耳鳴りの回数も減少。
(考察)
患者さんは人の何倍も努力をされる方で、知らず知らずのうちに身体の緊張を継続させ、緩みの部分が少なくなっているように感じました。
疲れると喉が痛くなることや腰痛が出ることもひとつの身体の反応で、放置しておけば治りにくくなり、今度は気の滞りがひどくなり、血の滞りにまで発展してしまう可能性があります。それは、子宮筋腫や膿腫などになりかねません。生理痛なども鍼灸治療で改善されたことによってグンとそのような可能性は低くなったものと思われます。
また、チョコレートを欲することと肝気の高ぶりは比例していますので、チョコレートの量が増えてきたら身体を休めることです。
多忙な中こそ自分のお身体のメンテナンスをこのように大事にしていただきたいです。東洋医学はどこまでも未病治ですので。
西宮市在住 43才 女性 訪問介護士
主訴:頭痛
初診日:平成19年6月上旬
(現病歴)
28才ごろ喘息になり、その翌年、やや高音の耳鳴りと回転性のめまいにおそわれメニエール氏病と診断される。この頃、3人の子供をつれて東北に転勤した直後のことで、多忙な毎日を過ごしていた。1年弱の転勤が終わり、九州方面に再度転勤になるがこの時は喘息もメニエールもよくなった。
9年前に西宮に転勤になる前年から、頭痛がはじまる。頭痛は決まって生理中に発症。数年後、ヘルパーの仕事に従事するが、忙しくなると耳鳴りもおこり、特に風邪を引いた時や、体調が悪くなると耳鳴りは大きくなる。
今年の5月頃、生理中に左頭部がズキズキとした痛みに襲われる。
普段は、生理が終わると無くなっていた頭痛が、今回は生理が終わってもおさまらず友人の紹介にて来院される。普段頭痛になるとバッファリンを服用。
(その他の自覚症状)
・首、肩が凝る。
・目が乾燥する。
・アレルギー性鼻炎がある。
・聴力に異常がある。(左)
・生理状況:毎月塊有り、生理前に気分が落ち込む・食欲増す、生理後身体は軽くなる。
(特記すべき体表観察)
舌診:赤く潤っている。舌の先に赤い点々が多数有り。
脈診:緩滑脈
原穴診:左太衝実、左衝陽実。右太谿虚。
背候診:神道、筋縮庄痛、肝兪から胃兪実。
(診断と治療方針)
証:気滞瘀血(きたいおけつ)証
生理中に頭痛がし終わると緩解するという特徴から、気滞瘀血証と考えられる。
気のめぐりが悪くなり流れが滞っていることを気滞といい、いわゆる体の中に交通渋滞が起こっている状態と考える。
その気滞は、ストレスから肝気を高ぶらせたことにより頭の上部に偏在し、頭痛になったと思われる。生理が終わったら緩解することから、瘀血が降りることによって、気の流れが良くなり緩解。今回の生理でよくならないことは気の滞りが著しいと思われる。気を巡らせ、瘀血をとる治療方法とする。
(配穴)
初診日~6診目まで:三陰交、神道
7診目~9診目まで:外関
10診目~13診目まで:脾兪
14診目~19診目まで:百会
★初診日の治療後、頭痛がやや緩和する。2診目の翌日からすっきりし頭痛は殆ど無くなる。
腰痛が出たため10診目から脾兪にツボを変更する。生理前に過食、イライラのため百会にツボを変更する。19診目で頭痛が無くなったため治療を終了する。
★2年後に臀部痛のため再来院。3回の治療にて完治し終了。
★数ヵ月後、血圧が上がり後頭部が痛くなり再来院。2回の治療で回復する。現在も度々治療する。
(考察)
患者さんの頭痛は10年も前からあったにも関わらず、19回の治療にて治癒した事は、ご本人の「正気」がしっかりとしていた事が大きな要因だったと感じます。
正気とは、分かり易く言えば生命力の事です。東洋医学では人間の身体を完全なものとして捉えており、これは西洋医学との大きな違いであります。よって、バランスの乱れを見つけ出し、鍼灸によってその乱れを調えることで自然治癒力が大きく働きだします。
正気とは生命力とあるように、正気が充実していれば、自然治癒の力を大きく発揮させることができるのです。元来完全な我々の身体には治癒の力が備わっていると考えているからです。
細分化して部分のみを診ていく治療のみではなく、人間の全体を精神活動も含め、丸ごと診ていく東洋医学の素晴らしさを多くの人に感じて頂きたいです。