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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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症例

2011年11月9日(水)

頚凝り、めまい、偏頭痛 []

神戸西区在住 43歳 女性
主訴:頚凝り、めまい、偏頭痛
初診日:平成23年8月下旬

(現病歴)
社会人になり運動不足になってから肩こりを感じ始めるようになる。
30歳頃、パソコン作業が増え更に肩こり悪化、偏頭痛もおこるようになる。
多忙な毎日で神経を使う日々が続いた去年の冬頃、頚が懲りすぎてめまい(フワフワした感じ)になる。その症状が一週間継続する。
その後、夏にも同症状が出現し、加えて息が吸いにくく炭酸水など飲んでスッキリさせていた。偏頭痛は、ストレス時や疲れたときや、生理前、排卵前、雨が降る前に、額あたりがズキズキ痛む。
今年の夏も同様の症状がおこり中々眠れない時があるため、紹介にて来院される。

(特記すべきその他の問診事項)
飲食:昼は外食、夜遅い食事が多い、油物で胃もたれするので野菜と魚中心の食事。間食は生理前のみ甘いものを欲する。
冷たい飲み物を好む。
二便:生理前に便秘するが普段は順調、尿は1日8回から10回。

(東洋医学負荷試験)
入浴時間:適温5分でスッキリ、長湯すると動悸がする。
運動後の主訴の変化:ゴルフ、ウォーキング、体操などをしスッキリするが主訴の変化は無し。

(主な体表観察)
舌診:紅色、舌先から舌辺にかけて紅点多数で剥けている、右に舌が傾いている、乾燥。
脈診:1息4至半、細・緊脈、両尺位弱、脈幅無し力有り。
原穴診:左)虚(太淵・神門・照海)実(衝陽・臨泣)
右)虚(太白・陽池)実(後渓)
腹診:右肝之相火実、胃土

(診断と治療方針)

ストレス過多により、上焦(上部)に気が偏りそれを長期にわたって継続
したため発症したものと考える。特に偏頭痛は、ストレス時や雨の前など
肝気が上がりやすい状況下で発症し、運動しても緩和されないことからて
いることからも長期の気の偏りが考えられる。酷いときは、息が吸いにく
いことは一種の小さなパニックで肝が高ぶりすぎるとしばしば起こる現
象なので、肝気の高ぶりをおさえる治療方針とする。

(治療配穴と効果判定)

1診目から9診目まで:後渓(左右どちらか)10分~25分の置鍼。

★5診目ごろから頚の凝りがかなりマシになり、偏頭痛の回数も減少して
くる。冷飲より温かいものを好むようになる。

(考察)
長年の頚肩こりや偏頭痛などが10回ほどの治療にてかなり良くなってきていることに鍼灸の効果を実感していただけたと思います。

しかし、年齢的に徐々に下半身の腎の臓などが弱ってきますので、神経ばかり使わずに、ゆっくり散歩するなど下半身を強化されると、肝気が簡単に上へ昇らなくなります。

40代50代で運動しているかどうかで、その後の健康状態や若さなど大きく差が出てきます。
一番働き盛りの年齢ですが、将来のために今を賢明に過ごされることを望みます。

2011年10月18日(火)

膝内側痛 []

初診日: 平成23年9月12日
西宮市在住 女性 52歳
主訴: 膝内側痛

(現病歴)
2週間前から両方の膝が(特に左)重く痛みだす。特に屈伸時と立ち上がる時はひどく痛み、入浴でましになる。今朝からは、腰中央のつっぱり感も出現する。3年前から始めた料理教室の休暇をとり、ホッとした後主訴が出現。1ヶ月前には回転性のめまいや高血圧(一過性)にもなる。
今月末から海外旅行に行くため、それ迄に治したく友人の紹介にて来院される。

(既往歴)
42歳: 橋本病(甲状腺機能低下)
48歳: 逆流性食道炎

(その他の問診事項)
飲食: 食事は玄米。好きなものは甘い物(ケーキ)とパン。口の渇き有り常温を好む。
ニ便: 旅行など環境が変わると便秘する。夜間尿1回。
その他: 運動なし、入浴20分でスッキリする。雨の日や梅雨は調子が悪くなる。

(主な体表観察)
脈診: 1息4至、滑脈の中に渋脈。脈幅やや無し、脈力有力。押し切れ脈無し。
舌診: 淡紅色、白ニ苔。
原穴診: 左合谷 ・後渓・ 太衝 ・衝陽 ・照海虚。右太白虚。
背侯診: 右肺兪実、左肺兪虚、右胃兪・脾兪虚。

(診断と治療方針)
料理教室での精神的な緊張や多忙な毎日から、肝気が鬱結(うっけつ)しやすい状態にあったと考える。肝気の鬱結(うっけつ)とは、本来、伸び伸びと自由にしていてその気の廻りが順調に働くとされている「肝の臓」が、精神的な緊張が続くと気の廻りが停滞し、鬱結するというもの。

特に肝気は上昇しやすいため、更年期などで下半身が弱ると、更に上へ肝気が昇りすぎてしまう傾向にある。回転性のめまいや、高血圧もそのために起こったものと考える。

また、患者さんは普段から甘もの、パンなどを多く摂取しており、特に膝内側に胃腸と関係が深い脾経の経絡に異常を起こしたものと思われる。
下の方に反応が出るのも上下のバランスの乱れであると考えたほうがよい。
よって、まず肝気を巡らせる治療をし、その後に反応を見て脾の臓を立てる治療をすることとする。

1診目~2診目:後渓穴 2番で15分
3診目:外関穴
4診目:滑肉門穴
5診目:百会穴
6診目:梁門穴

(治療効果)
3診目ごろから初診時と比べて痛みはマシになる。5診目には殆ど良くなっただけでなく、ウエストが細くなり身体が軽くなった。
旅行中も痛みは無く帰国される。

(考察)
旅行の為に早く痛みを取りたいとの焦りがあった中、順調に痛みが無くなったことはご本人の正気(自然治癒力)がしっかりしていたためと思います。正気がしっかりしていると気の廻りが速く回復力もよくなるのです。
旅行先でも一日中歩いていたにも関わらず、帰国後も足の痛みが全くないことも、正気の充実と動くことによって気の廻りが良くなった証拠と考えます。
今後、ご自分で甘いものが非常に欲しくなったり(甘いものは鬱結を緩和しますので、気の廻りが滞っていると必要以上に欲しくなります)、何か身体が詰まった感じ、イライラ感が増してくる。このような状態の時こそ、身体の不調の始まりですので、リラックスし運動していただきたいと思います。橋本病も身体のバランスを調えれば良くなっていきます。

2011年5月10日(火)

脊髄梗塞後遺症による足の違和感 []

阪南市在住 71歳 女性
主訴:脊髄梗塞後遺症による足の違和感
初診日:平成22年9月初旬

(現病歴)
3年前の朝、腰が抜ける程だるくなり目が覚める。みるみるうちに右腰から下腿にかけて急に冷えだし、力が入らず立てなくなり病院へ運ばれる。
脊髄梗塞との診断を受け点滴にてステロイド治療を開始する。
3週間で退院したものの退院後、高血圧とともに足のひどいほてりとチクチクとした痛み、重だるさ、締め付け感などが臀部から足の裏まで(後面と側面に)発症する。(右から左に徐々に移動)
その他足の冷えがひどく(特に左足)、尿量も減少し残尿感を伴うようになった。歩くのがつらく砂利の上を歩いている感じがする。

(増悪因子):雨天前、じっとしている時、エアコン、階段の下りなど。
(緩解因子):温泉。

(その他の症状)
・ふくらはぎが浮腫む
・冷え性(足、腰)
・小便の出が悪い、夜間尿がある。
・胸焼けする。
・口内炎ができやすい。
★上記の情報から上半身の熱、下半身の冷えが考えられる。

(特記すべき体表観察)
舌診:右方向へ歪斜、暗い赤色、薄い苔、舌縁の剥け、舌先赤い点々多数。
脈診:1息5至、弦脈、左関枯弦脈。
原穴診:虚:太白左、丘墟左、陽池左、太淵右、照海左。
実:太衝右、衝陽右
背候診:左肺兪から心兪実、右肝兪胆兪の熱、脾兪虚。右の腎兪冷え。
★上記の情報から肝胆の熱、腎の冷え、さらに胃腸の弱りが考えられる。

(診断と治療方針)
足の特に後面全体、裏面と外側面の違和感から腎膀胱経と肝胆経のバランスの乱れが考えられる。また、その他のツボの状況と、足の重だるさなどから「脾の臓の機能をアップ」をさせる治療方針を立てる。その後、肝と腎の上下のバランスの乱れを調え、足の痛みを取るように治療方針を立てる。脾の臓のアップは東洋医学では免疫力アップにも通じるほど重要で脾は五臓の中心と考えられている。患者さんの体表観察では脾兪右のみジトッと発汗しており、まずここのツボの調節を優先することとする。

東洋医学では、脾と腎は後天の元気と先天の元気に対応しており、肝と腎も上下のバランスを取るうえで外しては考えられない。

初診時から2診目:右脾兪
★2回の治療にて脾兪のツボの発汗が無くなり踵の痺れがましになる。
3診目から5診目:天枢
★少し足の状態がよくなってくる。
5診目から22診目:照海、百会
★肝と腎の上下のバランスを整える治療とするためツボを変更する。
★6回目の治療にてしびれは残っているものの足の痛みは時にましになる。歩きすぎたりするとまた痛み出すものの歩幅が広くなり早く歩けるようになる。
23診目から以降:後渓穴を使用。
★21診目には足が暖かくなってくる。27診目には自分でも足の暖かさが自覚できるようになる。
★現在、走ったり長い時間歩いたりできるようになる。治療継続中。

(考察)
遠方から治療に頑張って通われたことにまず敬意を表したいと思います。ご家族の理解があってこそと感謝します。
主訴が発症してから数年が経っているため、時間はある程度かかると思っていましたが、回復していくスピードは非常に速かったと思います。
まず免疫機能である脾を立て、その次に肝と腎のバランスを調えたことで治療効果が早く出たのではと思われます。
このような、後遺症的な疾患で痺れなどは、西洋医学でも薬が無く、かなりの時間がかかる事は周知の事実です。
来院されるたびに歩き方が良くなっていかれました。つい無理をして歩きすぎたり、また食べ過ぎたりして、胃腸である脾を痛めると痛みがまたでることは十分考えられます。
また、足の裏には腎臓の出発のツボがあります。ここに反応があることからも塩分の取り過ぎには気を付けていただき、治療を継続されますことを望みます。

2011年4月22日(金)

むち打ち症 []

西宮市在住 女性 30歳 公務員
主訴:むち打ち症
初診日:平成22年10月下旬

(現病歴)
6年前に交通事故を起こし、交通事故の翌日から両首~両肩にかけての閉塞感が発症。
息苦しさを伴い、ひどい時は頭痛も起こるようになった。事故での出血はなかった。
レントゲンにて頚の骨がずれていることが分かり、レーザー治療やマッサージなど2年間続けるが少しの変化しか見られなかった。横になり首に負担がかからないようにしている時が少し楽だったものの、仕事で身体を動かす事は困難だった。好きだったダンスなども全く出来なくなった上、10月、11月は事故を思い出し精神的にもきつく不安感もでる。
事故後、生理痛がひどくなり、仕事を頑張りすぎると手が震えるなどの症状がでたため、安定剤を1ヶ月服用する。最近は、休日になると疲れが増し、一日外出もできず動きたくない。

(その他の問診事項)
・生理前はしんどくなる。
・チョコやスナックなどを食すとホッとする。
・色つきの夢をよく見る。
・最近寝付きが悪くなった。

(特記すべき体表観察)
舌診:淡紅色(淡い赤色)、白厚膩苔(白く厚い苔がべったりと付いている)、舌に力入る。
顔面診:心、肝、腎の白抜け。
脈診:1息4至、緩滑枯、脈の力有り、右尺位虚。
原穴診:左神門虚、左太衝・衝陽・臨泣実、右太衝虚中実。
背候診:左心兪実熱、神道・筋縮実、肝兪実。
腹診:左脾募、右肝相火、胃土実。
★以上の情報から、心(熱)と肝(肝血不足)のバランスの乱れが考えられる。

(治療方針と選穴理由)
交通事故でのむち打ちは、打撲により気血の流れを悪くするだけでなく、出血が無いため血液が欝滞(うったい)し、瘀血(おけつ)という病理産物を形成する。
上記の体表観察においても、太衝や臨泣などの反応や舌の色褪せの状態から瘀血(血液の流れが悪くなってできる血の塊)が考えられる。
瘀血の形成とともに、日頃からのストレスや事故によるストレスが重なり、頚肩などの上部において詰り感が発症したものと考えた。(ストレスによって肝気が上昇するため上部に発症)。更に気血の流れの悪さが長引き、心の臓にまで影響を及ぼし不眠や不安感が出てきたものと考える。
治療は、頚肩を中心とした上部の気血のめぐりを良くするとともに、心神の安定を図るため、心兪穴を選穴する。

(治療経過)
証:気滞血瘀証(きたいけつお)>心肝気鬱証(しんかんきうつ)

1診目~2診目:心兪(左)10分置鍼。
3診目~5診目:後溪(右)20分置鍼。
6診目~13診目:心兪(左)25分置鍼。
14診目~16診目:太衝(右)25分置鍼。
その後も、心兪、後溪、太衝のどれか1穴を選穴し治療を継続。

★初診治療後3日間、頚肩の閉塞感がましになる。鍼治療を始めてから体調のいい日が出てくるようになった。
★仕事でのストレスなどで一進一退するも29診目ごろには、今まで無かった高温期が出てくるようになった。38診目ごろには睡眠状態もかなり改善される。現在48診目で6年ぶりにダンスも出来るようになり精神的にも安定するようになった。

(考察)
6年間、本当に様々な辛い思いをされながらむち打ち症と向き合ってこられたと思います。
むち打ちは、上記に述べたように気と血の流れを突然悪くするため、痛みや痺れだけではなく、精神的な不安感やうつ症状も伴う事が非常に多く見られます。
事故当時のショックによるトラウマや誰にも分かってもらえない辛さなどによって、それらは増悪します。彼女は、こつこつと治療に通われ、日に日に改善されていくのが見ていてもよく分かりました。

普通より舌の色の赤味が褪せていた為、貧血状態も考えましたが、治療後には舌の色に赤味が戻るため、やはり血の流れが滞っていたため舌の色が褪せていたのだと考えました。
痛みなどで身体を動かす事が出来なかった事と、事故から時間がかなり経過していた事から、気血の流れの改善には少し時間がかかりましたが、現在、ダンスができるようになったことで、更に改善のスピードはアップし、事故前よりお元気になられると確信します。事故がきっかけではありましたが心身ともの健康を鍼灸治療によって益々勝ち取って頂きたいです。

2011年3月19日(土)

右大腿部痛(前面から外側) []

主訴:右大腿部痛(前面から外側)
西宮市在住 53歳 男性
初診日:平成22年12月中旬

(現病歴)
母親の介護中、身体を持ち上げた瞬間から主訴が発症。
右大腿部前面痛、特に大腿部外側が刺すように痛み赤味も伴う。その後、母親が12月に亡くなり介護が不必要になってから痛みと赤味はましになるが、走る事は出来ず、歩行時や、つま先立ちをすると下から上に向かって痛みが走る。
主訴発症時は、咳が出るなど風邪気味だった。
また元々、両膝(右>左)外側の軟骨がすり減っている。
痛みは、寒いときはひどくなり、入浴などで暖めるとましになる。

(既往歴)
大学時代:よく便秘をするようになり、吹き出物に膿を持つ事が多かった。(食事も油物、肉食が多かった)
30代後半:右耳鳴り(ゴーっという低音。たまに耳聾)
40代半ば:糖尿病といわれ、ウォーキングで10キロ減量。
昨年夏頃:仕事が多忙を極め、右耳の耳聾(聞こえにくい)
昨年秋頃:母親の介護開始。回転性のめまいが起こる。

(その他の問診事項)
飲料水:冷飲好む、飲酒はビールを毎日。
大小便:色臭い共に有り、夜間尿1回から2回。
歯肉が腫れ易い、口内炎が出来易い、抜け毛白髪多いなど。
★上記の情報から、湿熱体質と共に、腎虚が考えられる。

(特記すべき体表観察)
脈診:1息4至半、滑弦脈、尺位右弱、脈力有り。
原穴診:左太淵、神門、太谿、照海虚。右太白虚、左太衝虚中実。左臨泣、衝陽、合谷実。
舌診:暗紅、白膩苔。
背候診:神道、筋縮、命門、腎兪など反応有り。
★上記の体表観察からも腎の弱りと、肝鬱気滞(ストレスなどによる気の滞り)の反応がみられる。

(診断と治療方針)
口内炎が出来易い、膿みやすい、便秘で尿便共に臭いや色が濃い事などを考え、体質的に「熱」傾向である事が考えられる。「熱」は陽邪であるため、陰邪である「湿」と結びつき湿熱という形をとりやすくなる。それは歯肉が腫れ易いことなどからも窺える。
また、年齢的にも下焦(腎・膀胱)などが弱る時期の上、両膝の軟骨がすり減る、たまに耳聾(耳が聞こえにくい)など腎の弱りが見られる。
このような中、多忙な仕事と共に、母親の介護のため疲労が重なり、肝気が鬱結(うっけつ)しやすい状態にあった。
大腿部の特に外側の刺痛は、丁度足の少陽胆経が流れているところであり、肝気の鬱結がひどくなれば肝経と表裏である胆経に影響が及びやすい。その上、腎が弱っている事から下部にある大腿部の痛みとなったものと考えた。

治療は、痛みが下から上に走ることから、上部への配穴避け(悪化する可能性があるため)足の少陽胆経の足臨泣穴を選穴する。

初診時~2診目:右足臨泣穴 5番鍼 15分置鍼。
★右の大腿部の痛みが取れ、膝の外側のみ痛む。
3診目~5診目:滑肉門 5番鍼 25分置鍼。
★風寒邪(風邪)のため上記にツボを変更。
★現在11診目。痛みは消失し調子もいい。

(考察)
数回の治療により痛みが緩和されてよかったです。
患者さんは、体質や生活環境などから足に痛みを発症しましたが、回転性のめまいや耳聾、口内炎なども同時に改善されるものと考えます。
西洋医学では、これらは、整形外科や耳鼻咽喉科、内科などそれぞれを受診しますが、東洋医学では、身体全体のバランスの不調和を診るため、足の痛みを切っ掛けとしながらも他の症状も緩和する事が可能です。
(勿論、問診を含め症状の原因が明確であってこそ)
北辰会代表の藤本蓮風先生は、常々、「正気がしっかりしているかどうかが病治しのポイントである」と言われています。正気(邪気に抵抗する力)がしっかりしていてこそ、病に抵抗することが出来、病に打ち勝つ事ができると考えるのが東洋医学です。
鍼1本で痛みがとれる北辰会方式の素晴らしい鍼を多くの人に体験していただきたいです。