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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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2019年2月23日(土)

忙しいのもほどほどに

こんにちは!橋本伸浩です。

もう気付けば2月下旬。あっという間に時は過ぎますね(;´∀`)

寒さのピークもようやく過ぎ、日によっては春を感じられる日も出てきました。

この時期は大体毎日、日の出の時間が一分早くなり、日の入が一分遅くなるため、徐々に日が長くなっているのも感じますね。

春の訪れが近づいてくるなか、今年は花粉の飛散量が増えるという花粉症持ちには恐ろしいニュースが飛び込んできました。今年は例年より暖冬だったため、花粉の飛散する時期が早く、すでに2月23日現在九州地方は花粉飛散量が非常に多い状態となっています。

実千代鍼灸院に来られる患者さんでもここ数日で花粉症の方が見られるようになり、私も鼻がムズムズしてたまにくしゃみが出るようになりました(笑)

花粉症は国民の5~6人に一人、2000万以上いると言われていて、主な症状としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみの4つの症状が上げられます。

この花粉症を東洋医学で見るとまず大きく春に悪化する花粉症と秋に悪化する花粉症で原因が異なってきます。春は五臓(肝・心・脾・肺・腎)でいうと肝の臓の働きが盛んになります。肝の臓は草木が伸びるように上や横へ伸びるように気を全身に流す働きがあります。

そのため肝の臓の働きが盛んになる春は全身の気がめぐりやすくなるため、やる気が出たり、ウキウキしたりしやすくなる時期です。

しかし普段からオーバーワークで生活にゆとりがないと肝の臓が亢進して、気が過剰に上へ突き上げ、イライラしやすくなったりめまいが起こりやすくなります。春に起こる花粉症もこの肝の臓が関わっていることが多いとされています。

なにかと時間に追われてゆっくりする時間が少ない現代。春は特に年度終わり、始まりの時期で忙しく、今年は特に新年号に変わるためさらに慌しくなるかもしれません。

中国医学の古典書である 『黄帝内経素問』の「四氣調神大論篇第二」には春は早起きして散歩をし、髪は締め付けず着るものも緩め、ゆったりとしなければならないとあります。

これからの時期はより意識してゆったり過ごすことで、花粉症のつらい症状も緩和すると思われます。忙しい方は仕事と私生活との切り替え、ON OFFをうまく行うことが大切ですね。

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