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2014年02月27日(木)

10.新しい出発です

「誠実、実直の人」と言えばここで働いて下さっている松本先生を1番にあげたいです。

彼は、来月3月末に退職され、次は新しい所で院長としての任をまかされる事になっています。いよいよ本領発揮ですね。こんな嬉しい事はありません。

思えば、3年間、驚く事に彼は一度も「え?」、とか「出来ません」とか言ったことが無く、とにかく分からない事は自分で調べて努力する人です。これはあたり前と言えばそうかも知れませんが、私はいつもその誠実さには感心していました。

本音を言えば、少しくらい反抗してくれても面白いのになと、思うほどの実直さです。

彼を3年間見てきて、手の感覚の良さや東洋医学を面白いと思える感性がとっても優れてると感じます。これからが本当に楽しみです。東洋医学が好き、鍼灸が好きであってこそ伸びゆく第1条件ですからね〜

次は、阪神沿線の武庫川駅の近くで先生として出発されますので、阪神沿線の方は是非、行ってみてください。鍼を持った時の別の顔がみられますよ。

3年間本当に有難うございました!ご苦労様でした。感謝しかありません。



2014年02月20日(木)

9.傷ついたツボが復活

鍼は重症である程、その効力を発揮します。と言ってどれだけの方が信じるでしょうか。

生体が大きくバランスを崩して、立ち直る自力がない時、そのバランスの崩れを鍼で助けてあげると、生体が喜んで、自力を出してくれます。

患者さんのツボを手で触れて、そのバランス状態を確認していきます。

長く患ったもの、弱りの程度が酷いものは、当然、それなりの時間はかかりますが、健気に立ち直ってきます。

先日も、働き詰めで、心身共に疲労された男性患者さんが、今迄、眠剤を2錠服用しても、入眠まで2時間以上かかっていたのが、1錠で1時間で眠れるようになったと言われてました。ご本人にとっては、大変な喜びようでした。

それに伴って、ひどく傷ついていたツボが確実に復活してきました。

たとえ不治の病と言われた疾患でも、必ず、長く生を受けられ、治癒も不可能ではありません。

患者さんのツボを通して、ひとつひとつの細胞が、生きよう、復活しようとしてる事実を、日々、目の当たりにします。

「人間は完成品なんだ」との師匠の言葉、益々輝いて迫ってくるようです。

2014年02月15日(土)

8.ノンストップ過食は春の到来

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リンゴ、水菜、トマト、アボガド、ヤーコンをイタリアンドレッシングで和えるだけ、最高に美味しです!

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ヤーコンと人参のキンピラ


立春が過ぎてからも、昨日の大雪といい、寒さが厳しく感じますね。しかし、患者さんの症状や、脈状は正しく、春到来!です。

春は、冬の栄養を蓄えた草木が上へ芽吹く季節です。人も、木気が盛んになり、気逆という症状が現れます。

例えば、同じ風邪でも咳が止まらなくなる、フワフワめまいがする、口内炎や目ばちこができる、蓄膿症が酷くなる、顔に吹き出物が増える等々…これらは、気のベクトルが上へ上へと向かう一連の春の症状です。

日差しは温かく完全に春です。その上、大気の寒さは下半身を襲いますので、益々気が上に上がるのです。

さて、私は気逆してないと思っておられる方、最近富みに過食になってませんか?それこそ、気逆なのです。誰にも止めれない食欲〜

実は私も、過食が止まりませんから完全に春です。バランスを取るために食べて気を下に下ろしてる健気な姿と思い、

諦めて美味しいものを美味しくドンドン食べています。最近、初めての食材、ヤーコンというお野菜にハマってしまいました。

このヤーコンは、ペルーが原産地で、食感は蓮根、味は洋梨という甘くて美味しいお野菜です。

効能は糖尿病予防や整腸作用・脳卒中・心臓病・大腸がん予防・高指血症・高血圧症・痛風・便秘などにいいようで、抗酸化物質のポリフェノールが赤ワインを上回る優れものです。

春の木々は、土の水を吸い上げて成長します。人間も胃腸を整えながら、水分の吸収を良くして、上に熱が上がるのを防ぐ事が大切ですが、ヤーコンはこの時期にもってこいの食材です。

身体に今、必要なものが補われていくのが実感できます。いいもの見つけてチョット幸せです。


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これがヤーコン君です。


2014年02月03日(月)

7.難病を遥かに超えるもの

ALSという難病中の難病と闘いながら、いつも柔和な笑顔を見せて下さる患者さんが、

今日は私と話しがしたいと言われ、ベッドから車椅子に乗り換えられました。

そして、私の方に、車椅子を向けるよう奥様に指示され、文字盤を使いながらの、まさしく、対話が始まりました。

1文字を伝える事がどれ程大変か、健康な人には想像出来ないでしょう。

小さい頃のお話し、医師として、人の為に尽くし抜いてこられた誇り、そして、病に倒れた悔しさと無念さ、

中でも、患者さんの一番の訴えは、担当医の度重なる冷酷な態度への怒りでした。病の人を蔑むような傲慢な態度。これ医者でしょうか。。悪魔…

一言一言を全身で受け止め、私も有りのままの思いをお返ししました。

患者さんは、「なぁ、なぁ、」と賛同の声を何度もあげれました。

その声と涙は、患者さんの上がらない手が、「人間の尊厳は不滅だ!」と、拳を上げて叫んでるように見えました。高貴な人格は、冷酷な医者も難病も遥かに見下ろしています。

一生忘れられない日になりました。