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2013年08月30日(金)

111.心を掴まなきゃ

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臨床は、相手の心を掴めてこそ成り立ちます。

これは、西洋東洋関係ないのでは無いでしょうか。。。

鍼をするにしても、手術するにしても、患者さんの心をつかんで鍼やメスを持てるかどうか。

それによって、施術後の効果が天地程変わります。

それは、整体が、患者さんと術者の双方に応えようと働くからです。

心を掴むって、本当は簡単なんです。考え過ぎるから掴めないのです。

患者さんを大切に思ったら、自然に湧いてくる、その心を態度や言葉にするだけなのですから。

自分を大切にするように、相手を大切にする事です。

相手がどんな人であってでも…です。

2013年08月28日(水)

110.子どもから学ぶ

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東医は「遠くから近く」が鉄則。

子どもを観察していると、その無為自然さに驚く事ばかりです。

二歳の男の子が、0歳の女の子の小さな手を握ろうとしています。

少し離れた所から、女の子を暫く見つめ、少しづつ近づいていくのです。

それも、自分の手を後ろに隠して…笑ってしまいます。

女の子も警戒して、ジッと挙動を見つめています。互いにまばたき無しの真剣勝負。

しばらくして、そっと自分の手を出して、女の子の手を握る事に成功。この距離感のバランスの良さ、正に東洋医学的です。

満足気な顔。。。可愛すぎ…思わず写真に収めました。

苦労して掴んだ手です。今度は、中々離しません。女の子は大泣きという結末に。。。

東洋医学は、病のみたてや技術の他に大切な事が沢山あります。

愛、距離感、優しさ、厳しさ、集中力、柔軟性、冷静さ、反省、根気力…

子どもは、それらを網羅しています。全てに気負いなく、瞬間瞬間を生き切っている。それが子どもの偉大さでしょう。



2013年08月26日(月)

109.治してこそ実証

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先日、真っ黒に日焼けした声の大きなおじさんが来院されました。

MRI検査にて、椎間板ヘルニア様らしく。痺れと痛みで腰が伸びず、くの字に曲がったままです。

頭に数分間一本鍼を打った後、これだけ?と茫然自失。「先生、これ…何治療ですか…?」と訝しげに問われました。

北辰会方式と言っても、理解して貰えないと思い、遠隔治療ですよ、痛いとこにしても治りませんから。と答えましたが、痛みの原因を専門医にみてもらいたいと言われます。

病院に行けば手術か痛み止めです。実際、ブロック注射もその場しのぎで効果は無かったとの事。

「いいですよ。でも、鍼だったら10回もすれば伸びるようになります」とお伝えしました。

先日、某テレビ番組で、「椎間板ヘルニアは手術しないと完治しない」とPED手術を大宣伝していましたが…そのおじさん、どうされるかなと思いつつ。。。

すると、数日もしないうちに来られ、痺れが無くなった!と大感激です。現在、毎日来院され、4回の治療でかなり背筋も伸びて、もう、病院の話もされません。

治療院は、ひとりひとり、鍼の素晴らしさを実感して頂く、そんな真剣勝負の場所です。

この積み重ねこそ、時代を変えると信じて…これからも精進していきます。

2013年08月24日(土)

108.全体観あっての細分化

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全体観を忘れて、細かいところばかりを探ろうとすれば、行き詰まります。

医学においても言えるでしょう。東洋医学は、人を小宇宙と捉えますので、先ずは全体観ありきです。

患者さんを少し遠くから眺めて、その気を感じます。

問診カルテから、その方の人生や性格の大枠を理解します。

リズム良く体表を観察して、全体の歪みを掴みます。

その上で、細かい部分を、しつこくならない程度に、丁寧に探っていきます。

現代の医療は、細分化につぐ細分化。。。どこまでいけば気付くのでしょうか。究極まででしょうか。

身体全体繋がってます。身体と心も繋がってます。人と環境も、人と人も繋がっています。

それぞれが全て、関連し合って病を形成しているこの事実。

きっと、細分化すればするほど、全体観に立ち返らざるを得なくなるでしょう。

全体観あっての細分化こそ、大切な観点では無いでしょうか。
病をみて、病人をみない…そんな事が無いように。。。


2013年08月22日(木)

107.虐待を捉える鍼

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虐待なんてしたくないのに、手が出てしまう…。手を出したら出したで、自分を攻めてしまう。自分を攻めたら、益々自分が嫌になる。

虐待の本質など分かりませんが、自分が好きになれず、嫌な自分の投影として、自分と似ている子どもへ向くのでしょうか。

誰にも話さず、溜め込んでいると、思いは爆発します。その矛先が、自分の分身…ということです。

手を出さなくても、自分の子どもを真から愛せない親は意外と多いです。

ここにも、軽重はありますが、ちらほら来られます。

お子さんも、そのお母さんも被害者です。悪循環の成せる技ですから。。。

しかし、お母さんが変わるしか無いのです。子どもは、何処にも逃げようが無いのですから。

鍼をしてから、子どもが愛おしく思える様になりました。の一言は、何物にも変え難い宝の言葉です。

先日、お母さんについてきた、小さな男の子が、帰り際、一瞬、私の目をジッと見て立ち止まりました。

小さくても、心を見透かす目…。良かったねと、心の中で伝えました。

子ども達の、こんな真剣な目に出会うために、私は鍼をしているのだと、心から思います。



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