今、珍しくハマってる番組が有ります。
日曜9時からの「天皇の料理番」ですが、「そこで、怒ったらダメダメ!」とか、「だから、あ~あっ」とか、「何この人、最悪!」とか、私、完全にドラマの中に入り込んでます(笑)
何と言っても主人公も脇役も全員が素晴らしい演技力の上、ノンフィクションで話の構成が楽しい。
今、何となく感情を出す事が恥ずかしいのか、周りに気を使い過ぎたり、冷めた感じがある中で、主人公の根性や情熱は本当に新鮮です。
全力疾走、ワクワクします!飾り気も見栄も無い!最高です。
心の中が鬱してる人が多い中、このドラマの人気は当然出ますね~。
人を理解する事が求められるこの仕事ですが、本当に相手を理解すると言うのは簡単ではないですね。
それでも、距離感を上手くとるには、相手をある程度、理解しないと出来ません。
相手を真に理解していないから、距離感が分からなくなるのです。それでは相手を疲れさすだけです。
何故、理解出来ないのか。未経験や若さ等あるかもしれませんが、そんなのはあんまり関係無いです。
それは、プライドの高さからくる自分へのガードだと感じます。
つまり人間的な硬さです。東洋医学は柔軟こそ命。
柔らかい自分になる為には、素直である事ではないでしょうか。
街中が紫陽花だらけで素敵。
「今まで、このしんどさは当たり前と思って過ごしてました!」
「仕事の他に全く余力が無かったのに、色んな事が出来るようになりました!」
と、弾ける笑顔で語って下さる患者さんは、
今、重症な患者さんをどんどん紹介して下さいます。
鍼で元気のバロメーターがアップした証拠です。本当に嬉しいです!
長く自分の身体と付き合ってると、こんなものかと、諦めモードになりますが、
実は実は、本当の元気はこんなものではありません。
私は、診療が終わると前よりも元気になってる。これが最高の元気バロメーターの基準です。
こんな時は、重症な患者さんが一気に増えます。
梅雨こそ、心身共に元気バロメーターをアップしましょう!
紫陽花と雨…最強コンビ。
何年も通って下さってる患者さんから、改まって、「先生の手、ホントに気持ちいい。ずーっと触っていて欲しい」と言われました。
いい手は鍼灸師の命です。
いい手は、正に、患者さんが気持ちいいと感じて下さる手です。
沢山の患者さんに触れる程、体表に反応が出てる程、いたわる気持ちが湧いてきます。
この繰り返しで、肌に触れる私の手も変わってくるのでしょう。
患者さんのお陰なんですが、嬉しい一言ですね。
まだまだ、益々、いい手掌になっていきたいです。
ベランダのお花も笑顔満開。
ある重症な患者さんが、治療の後、堰を切ったように話し出されました。
私は、まさに全身全霊、必死でお話を伺いました。
年齢が30も下のペイペイの私に、本当の思いの丈を、全く虚飾なくぶつけられる高貴な御姿。
何が話の核心かを考えながら感じながら伺いました。真剣勝負の対話でした。
この患者さんには、生命次元で特別繋がりの深い方の強い思いと祈りがあります。
どんなに離れていても通じる祈り。繋がる思いに感動しました。
半分は私の治療は終わったような…後の半分は私にとっても、大きな意味のあるものになると思います。
今日6月6日は忘れられない日として残したいです。